読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

二塁送球1.75秒を記録したキャッチャー 立教大 藤野  隼大選手 大卒右捕手

東京六大学野球の立大が17日、埼玉県新座市内の同大グラウンドで始動した。
 今秋ドラフト候補で昨夏日本代表入りも果たした主将の藤野隼大捕手(3年、川越東)は、昨年12月に行われた大学日本代表候補合宿で二塁送球1秒75をマークしていたことを明かした。走者なしの状態からの計測とは言え、甲斐キャノンことソフトバンクの甲斐に匹敵するタイム。「ストップウォッチが壊れてたんじゃないかと思うんですが」と苦笑いしながらも「(同じくドラフト候補の)東海大の海野とかもいた中で良いタイムが出たのは良かった」。

 エース左腕・田中誠也投手(3年、大阪桐蔭)とのバッテリーも3年目に突入。円熟味を増した駆け引きにも期待したいところ。田中誠が「藤野はプロに行けると思うから、藤野を良いキャッチャーに見せられるような投球をしたい」と思いやると、藤野も「誠也の良さをしっかり引き出したい」と意気込んでいた。

 チームは、18年ぶりのリーグ制覇と59年ぶりの日本一を達成した17年春以来優勝から遠ざかるだけに「経験を下の代につないでいくことも大事。リーグ優勝したい」と覇権奪回を誓っていた。

立大始動 ドラフト候補の捕手・藤野 二塁送球1秒75の強肩でリーグVだ― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

【藤野選手の紹介】

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181センチ85キロ 右投げ右打ち

ポジション:キャッチャー

 

 立教大において2年生から正捕手として起用されている長打が魅力のバッター。捕手としての能力を高く評価されており、遠投100mながらも大学日本代表合宿の練習で二塁送球1.75秒を記録し大きな注目を浴びました。癖のないキレイなキャッチングも魅力であり、守備に関しては大きな課題を持たない選手となっています。

 打撃についても大学通算6本塁打を記録しており、キャリアハイとなっている2年秋には44打数17安打4HRで打率.386を記録しています。長打を量産できるほどのパワータイプではないものの、当たれば飛ばすパンチ力を備えています。


2018/4/1 藤野隼大 (立教大学) 中適時打 & セカンドスローイング 3年春

 

【指名への課題】

 打撃については3年秋から調子を落としており、2シーズン続けて打率1割で成績を終えています。特に目立つのが長打の少なさ。二塁打以上は何とか3年秋・4年春で二塁打1・三塁打2のみという結果となっています。

 

 なぜこのような状態になっているのか。それは打つのが難しいゾーンにもどんどん手を出してアウトになってしまうのが原因です。藤野選手自体はパワーヒッターではないため、パワーで無理やり持っていくという打撃は期待できません。このため打てるゾーンをバットに乗せて長打にしなければなりませんが、頭近くの高さの釣り球やバットの先端が届くかどうかの低めのゾーンにも見逃せず手を出してしまい、浅いフライや打球の遅いゴロといったヒット性があまり期待できない内容になっています。

 

【指名順位予想】

 捕手として起用するうえでの大きな課題はないため、3番手も含めて直近で捕手不足となっている球団からは欲しい選手となります。ただ今期は東海大・海野選手や慶応・郡司選手など大卒捕手が多いため、打撃で結果が落ち込んでいる藤野選手は指名順位が落ちてしまいます。

 

 また藤野選手自身、野球を続けるかどうかも含めてまだ進路を決めておらず、今後の成績次第と答えています。このため現在の成績ではプロ志望を出さない可能性もあります。もしプロ志望を出した場合の指名順位は6~8位の下位指名。打撃さえ改善できれば戦力として見込めそうですが、打撃面で物足りなさが残る形となるので、とにかく計算できる捕手が欲しいところが指名する形となりそうです。