読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

青森大会6本塁打のスラッガー 八戸学院光星 近藤 遼一選手 高卒右内野手

全国高校野球選手権八戸学院光星10-8智弁学園>◇12日◇2回戦

八戸学院光星が2試合連続2ケタ安打の18安打10得点で、智弁学園との乱打戦を制し、甲子園春夏通算30勝を挙げた。

奈良で生まれ育った主砲が、故郷の強豪を打破した。1回2死、近藤遼一内野手(3年)が真ん中高めのスライダーを左中間へ運んだ。高校通算28号の先制ソロ。「地元から離れて青森に来たので、特別な思いもあり負けたくなかった」。相手に中学時代のチームメートや宿敵がズラリと並ぶ中、3、6回の適時打を含む3安打4打点の大活躍。同じ一塁手智弁学園・吉村から「打ちすぎや」と声をかけられたことも明かし「勝ったなという感じです」と笑った。

甲子園初アーチは、スタンドで応援する母慶子さん(41)への恩返しも込めた1発でもあった。「自分が光星に行くことを決めてから、いつも元気に背中を押してくれています。感謝しかないです」。中学までは料理が苦手な母のために得意のギョーザなどを作って、家族を喜ばせた。時には、弟2人や妹を優しく叱ることもある。母は「私のことも含めて包み込んでくれるパパみたいな存在」という。相手投手を豪快に料理する姿はたくましかった。

同点の9回には2死満塁から途中出場の沢波も奈良出身の意地を見せ、一塁強襲の2点適時打を放って試合を決めた。11年夏から3季連続準Vの先輩たちに憧れて入学。強打の勢いは増してきた

奈良育ち八戸学院光星・近藤4打点 母へ恩返し弾 - 夏の甲子園 : 日刊スポーツ

 

 

【近藤選手の紹介】

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175センチ90キロ 右投げ右打ち

ポジション:ファースト

 

 八戸学院にてファーストを守る右の内野手。打撃能力の高いチームの中でも特に評価が高く、高校通算27本塁打を記録しており青森大会では4番に座る5本塁打の原選手を凌ぐ6本塁打を記録しています。また本塁打だけでなく振り切るスイングでインコースも苦手とせずヒットも量産しており、高めを苦手とせずセンター方向に本塁打を打っています。

 青森大会では打率.579を記録。甲子園でも第1号満塁ホームランを放ち、2回戦では4打数4安打4打点1本塁打と勝利に大きく貢献しています。2年秋でも18打数8安打で打率.444と打撃能力については

 また守備についても主にファーストを守っていますが、バウンド処理がうまく安定的にこなせています。


【明治神宮大会 八戸学院光星VS高松商業】近藤遼一 9回裏にホームラン

 

【指名への課題】

 高校生の時点でファースト専というのは指名するうえで大きな障害となります。打撃技術は高いため外野で起用する道が考えられますが、50m7秒前後と速くありません。遠投94mと肩も弱いためレフトで見るにも厳しいものがあります。

 このためプロではファーストかDH起用が前提となってしまうため助っ人外国人のポジションとかぶってしまうため、指名優先度はかなり低くなってしまいます。

 

 

【指名順位予想】

 ファースト専で高卒指名を受けるにはかなりの打撃成績を残すか、2軍のファーストが空いていて、なおかつ1軍の代打枠が不足しているなどの要素が揃わないと指名は難しいものとなっています。

 このため進学・就職で即戦力としての要素を強め打撃評価の高い右打ち選手が欲しい球団が指名するタイプとなるか、他のポジションでの起用経験を積みポジションの幅を広げることが求められます。育成指名を飲み込むならまだ指名の可能性はありますが、残念ですが現状では指名漏れの可能性が高い選手となります。