読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

リーグ最多安打を目指すヒットメーカー  慶応大 柳町 達選手 大卒左内野手

全日本大学野球連盟は10日、プロ志望届提出者の掲載をホームページで更新。新たに慶応・柳町達、郡司裕也、国際武道大・勝俣翔貴ら9人が掲載された。計17人となった。

プロ野球志望届の提出は10月3日に締め切られ、ドラフト会議は10月17日に行われる。

この日掲載された選手は以下の通り。(※は新たに掲載された選手)

南東北

東日本国際大学 片岡奨人

【千葉】

国際武道大 勝俣翔貴※

東京六大学

慶応 高橋佑樹※

慶応 津留崎大成※

慶応 郡司裕也※

慶応 中村健人

慶応 柳町達※

首都大学

東海大 海野隆司

日体大 吉田大喜※

日体大 北山比呂※

大東文化大 宮本耀太※

【愛知】

名古屋大学 松田亘哲

【四国地区】

愛媛大 勝田悠斗

【九州地区】

日本文理大 幸喜竣哉

宮崎産業経営大学 杉尾剛史

東海大学九州キャンパス 小川一平

東海大学九州キャンパス 永嶺光祐

慶応・柳町、郡司ら9人がプロ志望届提出 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

 

柳町選手の紹介】

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180センチ72キロ 右投げ左打ち

ポジション:ショート・サード・センター

 

 チームでは1番で起用される大学通算100安打を達成した慶応大のヒットメーカー。リーグ最多安打として記録されている高山選手の131安打更新を目指し、4年春終了時点で102安打を記録しています。

 武器は安打数からもわかるとおりバットコントロールの良さ。キャリアハイとなっている4年春のリーグ成績は45打数17安打で打率.378を記録。イン・アウトコースどこでも苦手なコースを作らず打ち返せています。三振数がわずか8というのもバットコントロールの良さをあらわしています。

 また出塁率の高さも魅力。巧打型は打率の高さ=出塁率の高さとなる選手は意外と少なく、バットに当てる技術はあってもボールを見れる能力は低く、チャンスメーカーとして起用できずプロでは下位打線止まりとなる選手も数多くいます。その中柳町選手は

決して難しいボールには手を出さずぎりぎりまでボールを見ることが出来ており、春は12四死球出塁率5割を記録。

 プロとしては左の巧打者、1番のチャンスメーカーとして期待されています。


<2019年ドラフト候補>慶應義塾大学 柳町 達 選手(慶応高) :東京六大学野球2018春季リーグ東大戦

 

【指名への課題】

 柳町選手はセンター→ショート→センター→サードとスタメンポジションを転々としていますが、その原因が長打の少なさ。元々高校まではサードを守っていましたが、当時外野不足だったため打力を買われ外野に転向。2年生の時には内野手スタメンが全員卒業してしまうためにショートへ転向。しかし3年には再びセンターに戻り、4年からは高校以来のサードに戻っています。

 去年までサードを守っていた内田選手が卒業、さらに外野は2年の長打のある正木選手と期待の渡辺選手が起用されており、長打の少ない柳町選手は再びサードに戻されています。外野手は長打が打ててこそ大きく評価されるポジションであり、長打が少ないからこそ監督も柳町選手を内野として計算できるようにし、巧打でも上位が狙えるように取り計らっています。

 問題の守備能力ですが、まず外野についてはまだ勢いとセンスで守っている節があります。足が速く深い当たりも好捕していますが、一方で勢いをつけすぎて目測を誤り、バウンドしたポテンヒットを後逸する場面もありました。

 サードについては高校時代経験しているため無難に守れていますが、上手いほどではありません。秋もサードとして起用される可能性が高く、そこで守備能力を披露しサードとして計算できるかどうかをが指名順位の鍵となります。

 

【指名順位予想】

 上位指名となる鍵はサードで計算できるかどうか。決して守備が上手いほうではないため、いくらヒットメーカーといっても外野手前提となると順位に影響してきます。決して長打が多いほうではありませんが、サードとして計算できるなら2位指名の可能性も出てきます。しかし外野手前提となってしまうと、巧打型左外野手は飽和気味のポジションであるため、指名順位としては3~4位となってしまいます。