読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2019年ドラフト指名選手の巨人における起用方針と課題  育成1位指名 徳島IL 平間 隼人選手 独立リーグ右内野手

 

巨人から育成ドラフト1位で指名を受けた四国IL・徳島の平間隼人内野手(22)が29日、徳島市内のホテルで長谷川スカウト部長らから指名あいさつを受けた。「追いつけ、追い越せなので」と先輩・増田大の背中を追いかける。

 自身が入団した15年、同チームで増田大とともにプレー。その年に先輩は巨人から育成1位で指名された。「今まで遠い存在だったNPBの世界がすごく近く感じた。頑張ったらいけるかもしれない」と、夢を与えてくれた。

 野球人生の転機は3年目のシーズンを終えた後。家庭の事情で一度、野球をやめた。「小さい時からずっと野球だけをしてきた人生だったので、これが普通の社会人なんだ、と」と、電気工事士として街中を作業着で走り回った。仕事のリフレッシュに週に1回程度、軟式草野球チームで汗を流した。

 何気ない日々を過ごすうちに、もどかしさが募っていった。「このままでいいんかな。この生活は10、20年たってもできるけど、野球は10年たって『今から!』といっても無理。この1年にかけてみよう」。半年間で電気工事士をやめ、18年後期からチームに戻った。

 「戻った後は死ぬほど練習した」。守備範囲の広さと50メートル5秒9の俊足を武器に、今季はリーグで盗塁王(43盗塁)に輝いた。不断の努力と野球への強い思いは、とび職人の経験を経て、プロ野球選手になった増田大の姿と重なる。「1軍の東京Dの舞台で活躍したい」。平間が狙うのは、1年目からの支配下登録だ。

【巨人】育成1位の平間、先輩・増田大に続く「追いつけ、追い越せなので」 : スポーツ報知

 

 

 【平間選手の紹介】


【読売ジャイアンツへ】 19.9.12 徳島インディゴソックス 平間隼人選手【阪神タイガース戦でタイムリースリーベース】

171センチ76キロ  右投げ右打ち
ポジション:セカンド・ショート
 
  チーム最多の43盗塁を記録した俊足巧打 の内野手。塁に出れば果敢に盗塁を敢行し、盗塁成功率70%でチームに貢献しています。当初はショートで起用されていたものの、岸選手(西武8位指名)がショートスタメンとして起用されるようになると、俊足をいかしセカンドとして起用されるようになっています。
  独立リーグ3年目の年に家庭の事情で一度現役を引退したものの、NPB入りの夢をあきらめず翌年に現役復帰。しかし指名に至るほどの成績は残せませんでした。そこで増田大輝選手(現巨人)と自主トレに励みキャンプでは20時間以上の練習を敢行。その結果自身最多となるシーズン63安打43盗塁を記録。巨人育成1位で指名されるに至りました。

【なぜ獲得されたのか】

   出身チームと小柄な俊足巧打型から増田選手2世として見られていますが、巨人としてセカンド候補としての獲得候補にとなります。
   その理由としては戦力外と年齢。増田選手は26歳にたいし、平間選手は23歳とあまり離れていません。このため衰えが来るタイミングも近く、増田選手の後任としては世代交代のタイミングが合いません。
     また平間選手は今年よりセカンド起用が増えており、巨人も二・三軍でセカンド起用されていた田島・マルティネス選手を戦力外としています。このため残ったファームセカンド候補は増田陸・吉川大・湯浅・山本・黒田・比賀・折下選手ですが、吉川大選手は増田選手の台頭で首が寒く、折下選手も来年育成3年目ですが結果を出せていません
  湯浅・黒田・増田選手はショートでも起用されており、比賀選手もショートでは厳しいことから、さまざまなポジションで起用されています。このためセカンドメインの選手がおらず、巨人としても安定した守備が出来るセカンド候補は今年のリーグ戦をみても必要なのは明らか。
 一番打者も消去法で亀井選手を起用していましたが、本来は下位におきたいタイプ。セカンド兼一番打者候補として獲得されました。
 

【一軍起用への課題】

 平間選手は俊足巧打の守備型内野手。すでに守備走塁は独立リーグ時代に十分アピール出来ているため、今後は打撃面のアピールが必要となります。守備固めや代走としての役割止まりであれば一軍実績のある増田選手で十分となってしまいます。
 
 年齢も23歳とある程度肉体の成長はピークを迎えているため、ここから肉体改造で大型野手になる可能性は低く、打撃面で長打が大きく伸びるのは期待出来ません。とにかく率と盗塁をアピールするのが必要であり、本塁打は5本残せればおん