読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

四国大会四死球0の精密機械 明徳義塾 新地 智也選手 高卒左腕投手

 

正確無比な制球力が魅力の左腕だ。四国大会全4試合を一人で投げ、与四死球ゼロ。3ボールになっても「コントロールには自信がある。何も感じることはない」と冷静だ。

 高校入学後に「スピードでは勝てない」と球速への意識を捨てた。冬にウエートトレーニングなどで足腰を鍛え、下半身主導の投球フォームを確立。「8、9割は思ったところに投げられる」と豪語し、120キロ台の直球とスライダー、チェンジアップなどを自在に操る。

 今夏の甲子園大会2回戦の智弁和歌山戦では1点リードの七回に打ち込まれ、1―7で逆転負けした。左足を痛めて今秋の高知県大会では苦しんだが、完治した四国大会で本調子に戻った。

 制球力の生命線となる繊細な左腕の指先は「爪は伸びている方が調子がいい」ため、爪を短く切らない。四国大会30回を投げて被安打28は課題だが、針の穴を通す制球力で全国の強打者たちと勝負する。

3ボールに「何も感じない」 明徳義塾・新地投手、制球に絶対の自信 神宮大会 - 毎日新聞

 

 

 

【新地選手の紹介】


明徳義塾 エース 新地智也② @鳴門 20191102

176センチ71キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

 

 ノーワインドアップから大きく足を上げタメを作らずスムーズに腕を伸ばし、テイクバックの小さな腕の振りから最速134キロ、常時130前後のストレートを投げ込む左腕投手。変化球は大きく変化するスライダー・カーブにストレートと10キロ前後の緩急があるチェンジアップを武器としています。

 球速はあまり速くないものの、ボールの回転数は2,500前後とかなりのキレを誇っており、さらに新地選手の武器はそのコントロールの良さ。本人も8割以上は思ったところに投げることが出来ると自負するほどのコントロールを持っており、2年時の四国大会は4試合を投げ四死球はなんと0。高知大会でもわずか4つという驚異のコントロールを誇っています。

 このコントロールの良さを武器に厳しいコースをガンガン攻めていき、相手バッターがインコースを意識しているときに外に逃げるスライダーや、10キロの落差のあるチェンジアップで空振りを奪います。

 

【指名への課題】

 コントロール自体はいいものの、変化球については制球できていますが決め球といえるほどのものがありません。このため基本的にインコースへのストレート攻めがメインとなっていますが、打ち損じのファールで追い込むまではスムーズにいけますが、そこから粘られて仕留めきれないことが多くなっています。スライダーやカーブは外に逃げすぎるため、見送られ空振りを奪えていません。

 

 このためインコースへの球が少しでも甘くなると引っ張られ長打にされています。5回以降スタミナが切れてきてコントロールが甘くなると連打で失点してしまっています。今後指名されるためには球威アップと変化球の曲がりをコントロールできるようになり、変化球で安定して空振りを奪えるようになることが求められます。

 

【指名順位予想】

 左腕でコントロールがいいのは大きな評価ポイントである一方、今後どれだけ球速を伸ばせるかが注目ポイントとなります。ただ現状あまり球威がないため、厳しいコースに投げ込めないと差し込めず、どうしても踏み込まれてライト線に長打を撃たれています。

 このため3年生でどれだけ球速を伸ばせるかがポイントとなります。ストレートだけでなく変化球もあまり球威がないため、アウトコースぎりぎりをつけないと見逃されボールになることが多く、球威の無さからかあまりチェンジアップが機能していないため、空振りを取れるようになるためにも全体的な球速アップが求められます。

 

 球速が平均して130中盤を投げられるようになれば球速の伸びしろがあるとみなされるため4~5位が指名候補となってきます。変化球をコースに安定して決められる精度が身についてくればコントロールの良さもあるため、2~3位指名も狙える選手となります。ただし球速が伸びなければ変化球もいきないため、そうなれば大学・社会人に進まないと需要はないと思われます。