読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

ファーム新球場のデザイン案が発表される。新たに判明した情報は

 

巨人が数年後に開業を目指しているファームの新球場のイメージイラストを30日、独占入手した。従来の球場にある大きなスタンドを設けず、ネット裏から一、三塁の内野にかけて、3~4階建ての建物数棟を回遊型のコンコースでつなぎ、建物内の座席からも観戦できるようにする斬新なコンセプトを打ち出した。東京・稲城市に建設予定で、既に建設予定地の造成が始まっている。一体どんなボールパークになるのか。

 野球場なのにスタンドがない―。巨人のファーム新球場は、これまでにない設計で造られることになった。巨人の星春海ホームタウン準備室長は「グラウンドの周りに、小ぶりな建物を何棟か造ろうと思っています。球場の外からグラウンドの様子を見た近隣の方々が気軽に足を運んでもらえるような空間を演出したい」と話す。

【巨人】開放的ファーム新球場のイメージイラストを独占入手…スタンドなし!間近で応援できる : スポーツ報知

 

 【新球場のイメージイラストが発表される】

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引用:【巨人】開放的ファーム新球場のイメージイラストを独占入手…スタンドなし!間近で応援できる : スポーツ報知

 

 3軍を創設したことで噴出した練習場不足。現状では1軍は東京ドームと遠征先の球場。2軍はジャイアンツ球場。3軍は2軍が遠征時と練習開始前にジャイアンツ球場を使い、それ以外は小野路球場と施設外でトレーニングしています。

 しかし3軍はリハビリ・育成・高卒選手が多いため、レギュラー陣よりもトレーニングが必要となる一方、その施設・練習場所が不足していました。そのため23年を目標に新球場建設を計画。建設後は現在のジャイアンツ球場が3軍が利用する施設となります。

 

www.giantsdraft.site

  初めて新球場が発表されたときは大まかな計画図と商業施設が併設されることが発表されるにとどまり、中身の情報はまだ出ていませんでした。

 

【新たに発表された情報】

【①:メイン・サブグラウンドの環境と使用用途】

巨人が、2023年に完成予定のファーム新球場建設(東京・稲城市)に向け、片岡治大2軍内野守備走塁コーチ(36)らを米国に派遣したことが20日、分かった。

 「いい経験ができました。米国の人工芝は日本にない感触で天然芝に近い感触だった」

 片岡コーチはグラウンドキーパー、トレーナーら計7人で11日に渡米。アリゾナ州ダイヤモンドバックス施設を訪問した。

 ダ軍は今季から本拠地「チェース・フィールド」を天然芝からショー・スポーツ・ターフ社が野球専用で開発した最新式の人工芝「バッティング・ア・サウザンド・ナチュラルターフ」に変更しており、一行はキャンプ施設を入念に視察。13日にはジョージア州アトランタで人工芝の製造工場も見学し、18日に帰国した。

 巨人は15年に3軍を創設するなど若手育成に力を注いでおり、環境整備も綿密な計画を練っている。米球界では来年3月に開場するレンジャーズの新球場も人工芝を採用するなど、新潮流となっており、当初は天然芝を敷く予定だったファーム新球場も、さまざまな可能性を模索する。

巨人2軍新球場建設に向け“片岡使節団”米派遣していた!人工芝など“偵察” - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 メイングラウンドは人工芝となりますが、この人工芝はメジャー球場で取り入れられているハイテク芝であり、以前片岡コーチなどが現地視察に行ったことが報道されていました。当初新球場は天然芝を敷く予定でしたが、費用や管理維持といった面から人工芝も検討されていましたが、新球場については人工芝、一方で地元学校への無料開放や少年野球・企業・自治体への貸し出しを予定いるサブグラウンドは、天然芝を使うことが決定しました  

 

【②:スタンドがない球場】

 今回の球場はまさかの応援スタンドが存在しない斬新なデザイン。代わりに球場付近に飲食施設かテラス席などを設置した小規模施設を何棟か建設し、そこから試合を眺めることをコンセプトとしています。

 

 これは球場に入らなければ試合を見られない閉鎖的な空間ではなく、ふとしたときに試合を眺め応援できるというかつての多摩川球場を目指した形となっています。わざわざチケットを買わずとも観戦できるという点から、サブグラウンドを利用する団体がそのまま飲食を利用→そのまま観戦とすることで観戦の敷居を低くしきっかけを与えやすくすることで新たなファンの獲得も狙います。

 

【まとめ】

 他にもアクセスの利便性向上ために新規に道路開発を行うことや、現在5km近くあるジャイアンツ寮と練習場の移動削減のために、現在の室内球場の近くに新たに建設するといった情報が出ています。SBやオリックスといった育成選手や高卒選手が台頭している球団はファーム専用球場を増設しハード面を強化していることからも若手台頭のためには練習場の増強が急務であるため、新球場の建設は急ぎたいところです。