読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

打撃評価No.1の内野手 中央大 牧 秀悟選手 大卒右内野手

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1回戦3試合が行われた。中大は駒大を5―3で下し、2勝2敗とした。今秋ドラフト上位候補の4番・牧秀悟内野手(4年)が3回に今季1号となる左越えソロを放った。亜大は国学院大を下し、立正大は東洋大に延長10回タイブレークの末に競り勝ち、4勝1敗で3校が並んだ。
 打った瞬間に分かる強烈な弾道だった。内角球をさばいて左翼へ弾丸ライナーを突き刺し、待望の今季1号。牧は「カウントが良かったので、強く打ちにいった。瞬間にいったと思った」と笑った。

 前週の立正大戦は2試合で1点しか取れず連敗を喫した。主将でもある牧は「打線が情けなかったので一人一人が思い切っていこうと話し合った」。自身も忘れていた強振の意識を思い出し、2回の第1打席では地をはうような鋭いゴロで中前打。そして1号アーチにつなげた。

 今月26日のドラフト会議で上位指名を確実にしつつある。視察したDeNAの河原隆一スカウティングディレクターは「評価レベルとしては近大・佐藤と同じくらいのところにいる。間違いなくトップクラス」と高く評価した。

中大・牧、今季1号!DeNAスカウトうなった「間違いなくトップクラス」― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

 【牧選手の紹介】


【特大HR】牧秀悟 (中央大) 低めの球をレフト席中段へホームラン 2020/10/6 ドラフト上位候補が今季1号でアピール

178センチ93キロ 右投げ右打ち

ポジション:セカンド

 

 通算3本塁打、バットコントロールが高く率も残せる右の内野手。大学1年からレギュラーとして起用されており、3年春には50打数20安打で打率.400を記録し首位打者を獲得。秋には首位打者こそ逃したもののMVPとベストナインを獲得しています。

 特に上手いのが低めを上手く拾いヒットにするバットコントロール。センター方向へのピッチャー強襲のヒットに加え、膝元への変化球を拾い本塁打にもしています。また低めを狙う一方で見極めもうまく、届かないコースにはなかなか手を出しません。率を残せてパワーもある内野手として近畿大・佐藤選手に並ぶ野手トップクラスの評価を得ています。

 9月10日にプロ志望届を提出しています。

 

【指名への課題】

 課題は守備。あまり足が速いほうではなくセカンドとしては守備範囲は狭いほうになります。弱めのゴロでもセカンドベースに近いゴロだと全力で突っ込まざるをえず、勢いを止められないまま送球するぎりぎりのプレーになっていました。併殺プレーの際のステップもばたばたした怪しいもので、プロ入り後セカンドとして見るなら守備範囲は諦めてもらうしかありません。

 

 サードかファーストにコンバートと考えていた場合、巧打に徹している今の打撃内容では長打に物足りなさがあります。

 

【指名順位予想】

 野手評価はトップであり1位指名の可能性が高い選手となります。打撃技術は高く1軍でもそれなりに率は残せますが、一方でセカンドとしては難しくサード・ファーストとなるとまだ物足りないため、内野でレギュラーが足りていない球団や、サードの高齢化で次代のレギュラーを早々にみつけないといけないチームにとって補強対象です。

 このため単独1位の可能性もあります。複数でも多くて3球団競合となります。