読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2020年ドラフト指名選手の巨人における起用方針と課題  6位指名 中京大 山本 一輝選手 大卒左投手

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巨人からドラフト6位で指名された中京大・山本一輝(いつき)投手(22)が25日、名古屋市内のホテルで仮契約した。契約金3500万円、年俸740万円(金額は推定)。最速147キロ左腕は「今はとても緊張していて、ようやくスタートラインに立ったかなと思います」と話した。

 球の出所が見えにくいフォームでしなやかな腕の振りが特徴。大卒で即戦力ピッチャーというだけに開幕1軍へ向け「その気持ちを持ってしっかりと取り組んでいきたい」と意気込んだ。

【巨人】ドラフト6位指名の中京大・山本一輝投手が仮契約 開幕1軍へ「その気持ちを持って取り組んでいきたい」 : スポーツ報知

 

 

 【山本選手の紹介】


2018/6/12 山本一輝 (中京大学) 2年生 サウスポー 大学選手権/富士大学戦 全投球 3回5奪三振【 2020年 読売 6位 】

181センチ87キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・カットボール・チェンジアップ

 

 ワインドアップから一度足を上げた後タメを作り、左腕を背中側に回し投げ下ろす出どころの見にくいフォームから最速147キロ、常時140前半のストレートを投げ込む左腕投手。

 出どころが見にくいフォームと球持ちの良さが武器で球速以上の速さで差し込んでいき、さらに緩急を活かした投球で打たせて取る投球が魅力となっています。

 自粛期間に体重を増やしたことで最速を3キロ増やし安定感が向上。カットボールを新たに習得したことで4年秋のリーグでは初完封も記録し最優秀防御率を記録。チームでは先発・中継ぎ両面で起用されており、先発・中継ぎ両面で期待される即戦力左腕となります。

 

【なぜ指名されたのか】

 中継ぎ左腕は中川・高梨・大江選手と勝ちパターンが揃ってきた一方、高木選手が股関節の故障の状態が芳しくなく育成落ち。ファームの左腕中継ぎだった巽・橋本選手も戦力外となり、負け試合でも登板するため中継ぎ左腕3人が登板過多になっていました。

 

 そこで右の中継ぎとして伊藤選手を獲得しただけでなく、左の中継ぎ候補として山本選手を獲得しました。山本選手はリーグでの実戦経験も豊富で計算しやすく、変則タイプはすぐに投入されてもある程度は通用するため、いきなり勝ちパターンは難しくても大江選手や高梨選手を勝ちパターンに上げられるため、中継ぎの層を厚くできます。将来的には先発候補として、ある程度中継ぎの頭数が揃えば先発調整という形となります。

 

【1軍起用への課題】

 山本選手は打たせて取る投球スタイルですが、打たせて取るには芯を外す変化球が必要となります。そのためにはイン・アウト両方に変化する球が欲しいところで、左腕ならカットボールインコースに使える球になります。巨人・中川選手も武器だったスライダーが見切られるようになり一時不調に陥りましたが、インコースに投げ込めるツーシームを覚えたことでさらに飛躍をとげました。

 

 スライダー・カーブ・チェンジだとどうしても左打者に対してはある程度厳しいゾーンに投げ込まざるをえず、ボール球が増えて球数が多くなっています。田口選手がその悪循環に陥ることが多く、中継ぎとして安定しない理由となっています。そのため山本選手もインコースに小さく変化するカットボールの精度を上げられればアウトコースもある程度の制球で勝負できます。特に変則でタイミングが取りづらいため、ゾーンを広くできればさらに引き出しを増やすことが出来ます。