読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2020年ドラフト指名選手の巨人における起用方針と課題  7位指名 創価大 萩原 哲選手 大卒左捕手

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 巨人からD7位で指名された萩原(創価大)が31日、指名あいさつを受け、同じ左打ちの捕手だった阿部2軍監督への弟子入りを志願した。「聞けることは何でも聞いて、阿部さんの下でしっかりレベルアップできれば」。遠投120メートルの強肩に強打、大学で主将を務めるキャプテンシーが持ち味。「打撃で期待されていると感じました。バッティングで勝負していきたい」と決意表明した。

巨人D7位指名・萩原、阿部2軍監督に弟子入り志願 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

 

 

【萩原選手の紹介】


2019/09/29 創価大・萩原 哲捕手のバッティング

175センチ87キロ 右投げ左打ち

ポジション:キャッチャー

 

 遠投120m、二塁送球1.9秒の強肩捕手。また強肩だけでなく打撃面も高く評価されており、練習試合も含め大学通算16本塁打を放っており、癖のないコンタクト力のある打撃で3番を任され打てる捕手として期待されています。

 創価大では1年生のころからチームで正捕手として起用され、売りであった強肩をさらにレベルアップさせるためキャッチボールに力を入れスローイング精度を向上。

 

 また捕手として試合に参加する捕手としての視点と試合を観戦する観客のして視点から試合を見るという独特な見方を持ち、高校時代故障して試合に参加できず観客席から偵察を任された際、近くの野球マニアの観客の指摘が結果的に的を得ていたことが多く、俯瞰的に試合を見ることの重要さを学んだと語っています。

 

【なぜ指名されたのか】

 これまで2軍メインとなっていた岸田選手が優勝後の消化試合での起用で畠選手の初完封をリードするなど一定の成果を見せ、来年に向けた起用の目途が立ちました。このことにより大城・岸田・小林・炭谷選手の4人を中心とした捕手起用が出来るようになった一方、炭谷選手は来年34歳、小林選手は32歳と選手として衰えが出始める年齢です。すでに炭谷選手は打撃・ブロッキング面でその変調が現れており、世代交代を考えなければならないところまで来ています。また若手捕手が岸田・山瀬選手共に右打ち野手のため、左打ちの捕手でバランスをとる必要がありました。

 

 このため即戦力でなく2~3年後を見据えた選手の獲得が必要となり、2・3軍の捕手が山瀬選手のみとなっているため、ファームで起用していきながら打撃の確実性を上げていくことが目標となります。

 

【1軍起用への課題】

 大きな武器は強肩の部分であり、打撃・守備については評価こそされているものの、1軍クラスになるにはまだ能力が足りていません。創価大の所属するリーグは創価大一強のリーグであり、過去20年のリーグ優勝数は創価大が全39回中31回と圧倒的な成績となっています。このためリーグ成績は参考成績にしかならず、そこでも公式戦本塁打が0なことからの下位評価であり、特に打撃面のレベルアップが必要となります。