読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

31発の左の大砲候補 智弁学園 前川 右京選手 高卒左外野手

 

f:id:okimono:20200419215438p:plain

選抜高校野球・準々決勝、明豊6-4智弁学園」(29日、甲子園球場

 準々決勝4試合が行われた。天理の193センチ右腕・達孝太投手(3年)が、今大会最多164球の大熱投で、優勝した97年以来24年ぶりの4強進出に貢献した。智弁学園が敗れたため、奈良県勢初のアベック4強はならなかった。30日は休養日で31日の準決勝は天理-東海大相模、明豊-中京大中京の組み合わせで行われる。

 大会屈指の強打者が号泣した。智弁学園の3番・前川右京外野手(3年)は、4強入りをかけた大一番で4打数無安打。八回無死一、二塁から二ゴロ併殺に倒れるなど3度の得点機で凡退を重ね、「チームに迷惑をかけた」と唇をかんだ。

 1年時から名門の中軸を任され、高校通算31本塁打のパワーでプロのスカウト陣から注目を集める。ただ、今大会前から不振が長引いていた。トス打撃やロングティーなど、巨人・岡本和の高校時代と同じ調整方法で軌道修正を図ったが、成果は出せなかった。

 今大会は3試合で10打数2安打2打点。「何もかも通用しない。もっと練習して、夏に戻ってきて、次は自分がチームを助けたい」。あふれる涙を拭い、前を向いた。

智弁学園・前川「迷惑かけた」 気合空回り4打数無安打…大会屈指の強打者が号泣(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

 

【前川選手の紹介】


www.youtube.com

175センチ88キロ 左投げ左打ち

ポジション:レフト

 

 高校通算31発、監督からのOBの岡本選手に匹敵するパワーと評価される左のスラッガー。兄からの助言で振り込みを増やしパワーをつけた結果、高校入学後に体重を大幅に増やしており、中学3年時から25キロ増の88キロになっています。

 監督からも岡本選手を超えるパワーを持っており、飛ばす力は歴代トップと評されるまでとなっており、1年生からレギュラースタメンを獲得。大阪桐蔭・関戸選手や天理・達選手といった上位候補から本塁打を放つなど早くから注目されており、神戸国際・阪上選手と並ぶ左のスラッガーとなっています。

 

【指名への課題】

 監督からも早くから指摘されている点として、上半身と下半身の連動のさせ方が非常に下手です。特に3年になってから調子を大きく崩しており、上半身は捻りが弱くなっているうえに、下半身がほぼ出終わってから上半身がスイングに入るという状態であり、高めのコースはほぼ上半身の動きだけで当てているような状態です。このためしっかり振り抜けずスイングもぶれてしまうため、ただ当てたような弱いゴロのものがふえていました。

 守備は常に深めに位置するなどあまりいいほうではなく、肩も弱いため守備評価は高くありません。打撃評価のみで順位が決まってきますが、打撃も絶不調に陥っており、自分の素材を打撃に活かしきれていません。

 

 

【指名順位予想】

 評価は打撃のみ。あまり身長もなく、ポジションもプロではレフトも厳しいため、ほぼファースト専になります。問題の打撃も絶不調のため、スイングの課題を改善できないと6~8位の下位指名となります。

 打撃が改善し通算本塁打を50本に乗せられれば4~5位の指名順位となります。今年は高卒で打撃が売りの選手が多いため、どうしても守備面で劣る前川選手は優先度が低くなっています。