読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

最多打点・本塁打をとった打撃型内野手 富士大 山城 響選手 大卒左内野手

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報知新聞社後援 第70回全日本大学野球選手権記念大会第1日 ▽1回戦 富士大5―2岐阜聖徳学園大(7日・東京D)

 富士大の3番・山城響二塁手(4年=知念)が、1―2の3回表2死一塁からライトスタンド最前列に逆転2ランを放ち、チームの勝利に貢献した。

 「初回に打ち取られていたスライダーに的を絞って、いいスイングができました。ライトの頭上は越えるかなという感覚でしたが、入ってくれました」と山城。開幕前日の会見で山城をキーマンに挙げていた安田慎太郎監督(36)は「山城がチャンスで打つかどうかが、チームの勝敗を分ける大きなウェートを占めている。きょうは一発を出して、勝ちゲームにつなげてくれた」と話した。

 春季リーグ戦でも3発を放っているプロ注目のスラッガー。視察した中日・米村アマスカウトチーフは「甘いボールを一発で仕留めたのは評価に値する。動きもキビキビしており、内野手として魅力を感じる」と熱い視線を送っていた。

【大学選手権】 富士大の主砲・山城響が逆転2ラン : スポーツ報知

 

 

 【山城選手の紹介】


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180センチ86キロ 右投げ左打ち

ポジション:セカンド・ショート・ライト

 

 リーグ通算8本塁打本塁打だけでなく安打も量産しており、4年春には40打数13安打3本塁打で最多打点・最多本塁打の二冠に輝いた、打撃能力を高く評価される左の内野手。チームではセカンドをメインに守るだけでなく、ショート・ライトもこなせるユーティリティー性も備えています。

 柔らかく癖のない打撃でライト方向にヒットを量産。岐阜聖徳学園大戦では左腕のアウトコースへの変化球を上手く合わせて本塁打にしており、スカウトからも甘い球をしっかり仕留められる打撃能力を評価されています。

 

【指名への課題】

 メインであるセカンド守備は破綻してはいませんが上手いほうではなく、無難なレベルといったところ。守備が深めで初動が遅く、横への移動もセカンドとしては遅めです。このため打球が弱い当たりは内野安打になってしまったり、深めに守っていても横への移動でなく斜め後ろへの移動をせざるをえないため、ぎりぎりのアウトが多くなっています。

 守備評価は平凡。このためプロではショートとして計算するのは難しく、今の守備でユーティリティーで生きていくためにはサード守備もこなせる必要があります。

 また走塁も1シーズン8盗塁を記録しており足は速いほうですが、走る際の腕の振りが大ぶりで加速が遅いといった改善点もあり、1~3番に置くには走塁・守備面のレベルアップが必要です。

 

 

【指名順位予想】

 打撃は一定評価がありますが、内容は長距離よりも安打メインの中距離型。ただし中距離型としてみると守備面が平均程度で走塁も荒さが目立つため、現状では上位指名の可能性は低くなっています。ただ打撃評価はあることと富士大ブランドで強豪チームにいける実績があるため、育成指名を受け入れるかどうかは難しいラインの選手。このため6~8位指名候補となります。