読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

24本塁打の身体能力型野手 日本航空 エドポロ・ケイン選手 高卒右外野手

 

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今年の甲子園でなんとかブレイクしてほしいスラッガーがいる。それが日本航空スラッガーエドポロ・ケインだ。父がガーナ人、母が韓国人のハーフだ。

高校通算24本塁打を放っており、その飛距離はチームでもトップクラスだ。スタンスはスクエアスタンスで、グリップを肩の位置において背筋を伸ばして構えている。好調時はグリップが深く入りすぎることなく、滑らかなスイングで打ち返すことができている。打球の速さ、飛距離はドラフト候補クラスだ。ただ変化球に対してのアプローチが弱い。

 おそらく東明館は変化球中心の攻めをしてくるので、それに対してどう対応するのか。もしエドポロが一気に乗れば、さらに怖い打線になることだろう。

通算24本塁打のエドポロ・ケイン(日本航空)の復活のカギは変化球の対応!(高校野球ドットコム) - Yahoo!ニュース

 

 

 

エドポロ選手の紹介】


www.youtube.com

186センチ80キロ 右投げ右打ち

ポジション:センター

 

 高校通算24本塁打、父がガーナ、母が韓国のハーフであり高い身体能力が特徴です。兄は日体大で4番に座り、現在はジェイプロジェクトに所属するエドポロ・ジョセフ選手。兄妹ともに高い身体能力を持つ外野手となっています。東海大相模戦で4打数3安打3打点と活躍。同じく相模戦で3失点完投を遂げたヴァデルナ選手とともに注目されるようになりました。

 24本塁打を放ったパワーが売りで、押し込まれたストレートに対してもライト方向に弾きかえすとフェンス直撃の二塁打を放ち、持ち前のパワーを見せつけています。

 また守備能力も高く、東明館戦では2アウト2塁の場面でセンター前ヒットを打たれるも、本塁へのストライク送球で先制点を阻止。ヴァデルナ選手と完封勝利をアシストしました。

 

【指名への課題】

 スイングがかなり荒く、軸を中心としたスイングでなく上半身と腕だけのスイングのため、ボールをスイングに乗せることができず引っ張ることができていません。レフトを意識したスイングであるにもかかわらず、ライト方向に弾いたような当たりが多く、持ち味であるパワーを活かせていません。

 また低めへのスイングでは上半身が傾きながらスイングしているため、下半身が安定せずスイングもぶれぶれとなり、とても当たるようなスイングではありませんでした。地方大会での打撃成績も打率.059と落ち込んでいます。身体能力型では珍しく守備面が安定していますが、打撃面の荒さは素材型であることを考慮しても荒さが目立つものとなっています。

 

 

【指名順位予想】

 素材型としての魅力はありますが、打撃の粗が大きすぎて指名するにはリスクが大きい選手。守備はある程度計算できそうですが、身体能力型としてはあまり肩が強くないのも難点。

 下半身の細さが目立つので、下半身強化に取り組みスイングを安定させるのが今後の課題となります。外野手で打撃に大きな課題があるのはマイナスポイントとなるため、現状では指名漏れの可能性が高くなっていますが、甲子園で打率3割以上を残せれば、育成5~7位の素材型指名となります。