読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

高知FDの新たなエース候補 高知ファイティングドッグス 谷村 拓哉選手 独立リーグ右腕投手

f:id:okimono:20200419215438p:plain

 

 

【谷村選手の紹介】


www.youtube.com

170センチ78キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ

 経歴:鹿児島実業専修大ー高知FD

解禁年:2021年

 

 セットから軸足を大きく曲げ重心を落とし、低い位置の腕振りからサイドの角度から常時130中盤のストレートを投げ込む右腕投手。緩いスライダーと緩急を感じさせるカーブとのコンビネーションで打ち取っていきます。変則ながら130中盤を記録するストレートと低めへの制球が武器。スライダーでタイミングを外し打者に自分のスイングをさせない場面も目立ちました。

 チームでは主に中継ぎで起用。一年目ながらも8試合に登板し、7月には先発として5イニングを投げわずか2被安打1失点と好投。8試合17(2/3)イニングを投げ2勝0敗通算防御率1.53と安定した成績を残しており、高知FDの新たなエースとしてさらなる飛躍が期待されます。


【指名への課題】


 しっかり重心を落とし投げ込むフォームのため、クイックになると重心を落としてから投げるまでに時間をかけられず、体の開きが早くなっているため、抜け玉が多くなっています。
 右のサイドスローである対左ですが、実は左のほうが抑えています。左は常に低めアウトコースに投げるため抜けてもバウンドするすっぽ抜けでありヒットには繋がらないものの、右へのスッポ抜けは高めアウトコースに抜けてしまうため、これをライト前に痛打されています。現状ストレートとスライダーがほとんどのため、カーブの精度アップともう一種類変化球がほしいところてます。

 

 

【指名順位予想】


 独立リーグ選手は成績よりも成長度が重視されます。その点では高校時代から下手投げであり、栃木GS石田選手(楽天育成1位)のように、独立リーグに入ってから変則になり成長したわけでもありません。
 そのため成長面ではあまりアピールできておらず、指名漏れの可能性が高くなっています。狙うなら成長期待による獲得よりも、石井選手(阪神8位)のようにさらに変化球を覚え、即戦力期待としての獲得です。