読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

先発転向で花開いた大型投手 東芝 吉村 貢司郎選手 社会人右腕投手

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東芝のドラフト候補・吉村貢司郎投手(23=国学院出)が名門・ENEOSを4安打完封し、チームも13年連続43度目の都市対抗出場に王手をかけた。
 2年目右腕が自己最速を1キロ更新する153キロ直球を軸に10三振を奪っての社会人公式戦初完封。「大事な試合を9回まで投げきり、自信になりました」と声を詰まらせた。

 先発を言い渡されたのは一昨日。潜在能力はありながら制球難から自滅するパターンに中継ぎか抑えでの起用が目立ったが、平馬淳監督は「君も必要な戦力なんだ」と大一番での抜擢を伝えた。「1人1人のアウトを積み重ねていこう」と無心の投球が功を奏しての快投に、指揮官も「東芝に入って一番の投球」と目を細めた。

 昨冬の昨秋都市対抗は152キロを計測したが「先輩に連れて行ってもらって、ドームデビューしただけ」。それがフォーム改造など一皮むけての完封劇に「今度は自分がしっかり都市対抗に出られるような投球をしたい」と意欲をみなぎらせた。

 あす28日は三菱重工Eastと西関東第1代表をかけて激突。113球を投げきっても、吉村は「また投げられる機会があれば…」と力強かった

 

【吉村選手の紹介】


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183センチ80キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・カットボール・フォーク

 

 セットから左足を蹴るようにあげ、左足を踏み込みオーバースローの角度で投げ込むフォームから最速153キロ、常時150前後のストレートを投げ込む右腕投手。少し外に逃げるスライダーに110キロ台のカーブ。さらに130キロのカットボールに打者の手前で少し落ちるフォークでうちとっていきます。

 チームでは2年目から本格的に起用されるようになっており、NTT西日本戦では9回3失点で初完投を記録。さらに9月のENEOS戦ではフォーム改造に着手し最速を1キロ更新し完封も達成。先発ながら150キロもコンスタントに記録しており、一気に指名候補として注目される存在となっています。

 

【指名への課題】

 ENEOS戦では好投したものの、高めにシュート回転するストレートも多く見受けらえるように制球に課題を持っています。特に2年目春まではその傾向が強く、20(1/3)イニングで10四死球と2イニングに1つは四死球を出しています。

 また完封したENEOS戦でも6回以降スタミナが切れてくると変化球が高めに浮き始め変化量も落ちるため変化球で空振りが取れなくなっており、10奪三振のうち5回までで7奪三振、6回以降は三振は3つのみとなっています。

 またストレートも中盤から140中盤にまで落ち込むようになり、スライダー・カーブの制球も甘くなるため当てられることが多くなります。カットボールも緩めのスライダーのような変化に落ち込むため、6回以降のスタミナアップとチェンジ・フォーク系の落ちる球の割合と精度アップが今後の課題となります。

 

【指名順位予想】

 パワータイプのため中継ぎとして期待する声もありますが、中継ぎ時代は制球に苦労したためこれまではドラフト候補として名も挙がることもありませんでした。このため中継ぎとして見るには不安があり、6回以降のクイック時は特に投げる球のキレが落ちるため崩れやすくなります。

 カットの精度が落ちると左に対して投げられる球が限られるため、対左にさらなる変化球の習得か持ち球の精度アップが果たせないとまだ即戦力とはなれません。このため指名順位は3~4位となります。