読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

巨人は21年ドラフトの1位指名を投手で行くことに決定。将来性・即戦力のどちらを選ぶべきか

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巨人・大塚淳弘副代表編成本部長(62)が28日、10月11日に行われるドラフト会議で1位指名は投手中心に検討していることを明かした。

 中日戦前に取材に応じた大塚副代表は、球団の補強ポイントについて「誰が見ても投手とわかっている。うちは投手がいないんで、投手に行くしかない」と明言。その上で「ただ、即戦力の投手はそんなにいない。将来性ある高校生はいるけど、(即戦力は)そんなにいない。その中で誰を行くか」と今年のドラフト市場の状況をにらんでいる。

 将来性重視ならこれまでに面談に赴いた市和歌山・小園、高知・森木や明桜・風間らが、即戦力なら西日本工大・隅田、東北福祉大・椋木、三菱重工West・森らが上位候補リストに名を連ねているとみられる。「即戦力に行くのか、高校生に行くのか。まだ決まってない」と大塚副代表は強調。週明けに行われる予定のスカウト会議で最終的に決定していく。

【巨人】ドラフト1位指名「投手に行くしかない」…大塚淳弘副代表編成本部長が明かす(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

【ついに巨人がドラフト方針を発表】

 例年1位指名を公表してきた巨人ですが、1位指名を公表したがゆえに他球団の評価も上がり、結果クジに弱い巨人は本命を外し続ける結果となっています。このため今年はドラフトの方針を全く公表せず、編成会議すら非公表。かろうじて小園・森木選手と面談したという情報程度でした。

 しかし28日に編成副部長が今年の1位指名は投手で行くことを明言。先発・リリーフ不足が顕著な今、投手指名は避けられない状況となっており、それは編成陣も把握していたようです。しかし小園・森木・風間選手の高卒BIG3の代表される将来のエース候補を獲得するか、隅田・広畑選手といった即戦力にいくかはまだ未定となっています。

 

【気になる12名の1位候補は?】


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 プロ志望届を出したドラ1位候補は高卒であれば

小園 健太(市和歌山)・森木 大智(高知)・風間 球打(ノースアジア大明桜)・達 孝太(天理)の4名。

 大社左腕であれば

隅田 知一郎(西日本工業大)・佐藤 隼輔(筑波大)・山下 輝(法政大)の3名。

 大社右腕は

椋木 蓮(東北福祉大)・廣畑 敦也(倉敷オーシャンズ)・三浦 銀二(法政大)の3名が1位候補となっています。

はずれ1位も含め1位指名で12名が消えるため、ここに野手1位候補の慶応・正木選手と上武大・ブライト選手の2名を加えた12名が1位で消える候補となります。

 

 

【将来性と即戦力どちらでいくべきか】

 結論からのべると、1位指名で狙うべきは将来のエース候補です。21年投手のドラフト候補は1位候補は高卒投手のほうが多いものの、2~3位候補となると高卒より大卒・社会人のほうが多くなります。

 高卒で2~3位候補となると黒田 将矢(八戸工大一)・木村 大成(北海)・石田 隼都(東海大相模)・畔柳 亨丞(中京大中京)・市川 祐(関東第一)選手辺りが候補です。

 一方で大卒・社会⒵んだと黒原 拓未(関西学院大)・森 翔平(三菱重工West)・鈴木 勇斗(創価大)・山田 龍聖(JR東日本)・北山 亘基(京都産業大)・赤星 優志(日本大)・北山 亘基(京都産業大)等が候補となり、左右バランスよく候補がいるため、ある程度指名も分散します。

 このため1・2位ともに即戦力を狙うならば1位も即戦力でいっても問題ありませんが、将来性と即戦力をバランスよく獲得したいとなった場合、高卒投手で2~3位候補となると数が絞られてしまうため、上位指名候補が多い大卒・社会人を2・3位にまわしたほうが選択肢が広く取れるため、戦略もたてやすくなります。