読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第3回(最終回)2021年読売ジャイアンツドラフト指名予想【4~6位】

 

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支配下は6位。育成は10位まで予想し、各順位2名予想。1位は外れ1位まで予想。1位・2位は投手のみ

②高卒・大卒はプロ志望届提出者のみ

⓷スカウトコメント・視察情報がない選手も対象

④指名順は現在のリーグ順位である3位として予想

 

  今回は4~6位となります。

 

 

 

【4位指名候補①】愛工大名電 寺嶋 大希選手 高卒右腕投手


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 癖のない綺麗なフォームに全体的に制球のとれた変化球が魅力の高卒右腕。上位候補に比べると球速や変化球の癖などで突き出た武器はないものの、4~5年後にはローテに入れそうなタイプの選手。
 巨人は18・19年で直江・井上選手とフォームに癖が無く体があまり出来ていない高卒投手を3~5位で獲得しており、寺嶋選手もそのタイプとなります。

 

【4位指名候補②】三島南 前田 銀治選手 高卒右外野手


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 通算31号、選抜の21世紀枠で出場した右打ちの大型外野手。センターを守り打球判断の良さをスカウトから評価されており、打撃だけでなく守備面も期待されます。

 高めの球に対して振り遅れる場面があるものの、振り遅れながらフェンス直撃にもっていくパワーだけでなく、低めのストレートをきっちり引き込んでレフト方向に打てるバッティング技術もあり、センター・右打ち野手の候補として獲得となります。投手として肩もありセンターだけでなくライトでも起用の可能性をもっています

 

【5位指名候補①】セガサミー 横山 楓選手 社会人右腕投手


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 最速153キロ、社会人に入り急成長した右腕投手。フォークとストレートが武器で、全国大会でも5者連続三振を奪い2試合8回途中まで投げて2失点と好投しています。巨人スカウトもパワータイプピッチャーと評価しており、中継ぎ候補としての獲得。将来的には先発としても調整可能な選手として投手陣の底上げを目的としています。

 ただ伸びたのが社会人からでまだ安定性に欠けており、中継ぎ起用された場面でもストレートの平均は145前後とパワーピッチャーとしてはまだ物足りなさが残ります。このため社会人ながら素材型としての獲得のため下位となります。

【5位指名候補②】NTT西日本  藤井 健平選手 社会人左外野手


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 176センチ76キロ、チームでは9番起用ながらも都市対抗では9打数6安打で打率.750を記録。若獅子賞を獲得した左の巧打者。また遠投125mの強肩を誇り、社会人外野手の中では高い評価を得ています。

 ただ2年目はホームランこそ打ったものの四国大会では打率1割と低迷。またポジションもセンターでなくライトのためこの順位となっています。現状ライトが出来る選手が梶谷・松原選手の2名のみで丸選手も調子の波が激しくなっています。2軍も1軍起用が見込める外野手が少なく、1軍候補外野手の獲得が目的となります。

 

【6位指名候補①】亜細亜大 松本健吾選手 大卒右腕投手


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 最速147キロ、4年春は10戦を投げ3勝3敗、防御率もリーグ4位の成績を残しています。巨人との練習試合でも3回無失点と好投しています。

 平均球速142キロと右腕としては物足りなさが残るアベレージですが、将来的な先発候補としての獲得。2軍も先発候補が足りておらず投壊状態で悪夢の10連敗。投手陣全体の底上げを目的とした獲得となります。

【6位指名候補②】大阪商業大 福元 悠真選手 大卒右外野手


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 180センチ90キロの右の大型外野手。チームでは4番で起用されているものの、通算2本塁打と長距離面での実績は不足しています。全国大会でも2試合でノーヒット、芯に当てる確実性が課題でした。

 ですが当たれば飛ぶパワーと守備能力の高さを評価されており、打撃が上向けば1軍レギュラーになれる能力を秘めています。ファームも外野手が足りていないため、素材型右打ち外野手として補強しています。

 

【なぜこのような指名となったのか】

 1・2位指名を投手で行くと明言されたため、3~6位で不足する外野手を補強する必要があります。しかし今年は大卒・社会人野手の不作年。即戦力外野手が欲しいところですが、3~5位で獲れる選手でそれを満たす選手は少なく、残念ながら取りうる選択としては高卒野手を獲得し、将来性を目的とした補強をすること。

 アマチュア時代三振が少なかった中山選手が2軍で3割を残しているため、今年も三振が少ない選手、市和歌山・松川選手の獲得があるかと検討しましたが、3位で次代の捕手を狙う阪神やロッテが先にまわるため、ここで消える可能性が高いと考えはずしました。

 結論としては守備能力の高い中距離型の大卒・社会人外野手を獲得。外野手の頭数を増やし層を厚くする戦略となっています。

 次は育成1~5位となります