読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第3回(最終回)2021年読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成1~5位】

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 プロ志望届が締め切られ、巨人のドラフト戦略についてある程度情報が出てきました。このため指名方針を軸に行います。支配下は5~6名。育成10名とされているため、今回の指名はそれに準拠した人数となります。

 今回は以下のルールで行います。

支配下は6位。育成は10位まで予想し、各順位2名予想。1位は外れ1位まで予想。1位・2位は投手のみ

②高卒・大卒はプロ志望届提出者のみ

⓷スカウトコメント・視察情報がない選手も対象

④指名順は現在のリーグ順位である3位として予想

 

 今回は育成1~5位となります。

 

【育成1位指名候補①】明星大 権田 琉成選手 大卒右腕投手


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 最速152キロ、高校時代はひじの故障で控え投手止まり。しかし大学4年で先発転向すると、4勝をあげた先発右腕。入替戦でも武蔵大相手に完封勝利をとげており、素材型として高い評価を受けています。巨人スカウトも肘の柔らかさと変化球を評価していますが、実績やコントロールの課題から下位指名としていましたが、大卒投手のプロ志望が想定以上に多く後方者も増えたため、育成候補としました。

 当初は社会人経由でのプロ入りを希望していましたが、9月8日にプロ志望届を提出しています。

【育成1位指名候補②】国学院大 川村 啓真選手 大卒左外野手


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 チームでは2番で起用されるチャンスメーカー。4年春には36打数15安打3本塁打で打率.417を記録。井端氏からも注目選手の一人としてピックアップされており、ライトを守るため外野の薄い巨人にとって補強ポイントとなります。

 この成績を秋にも残せていれば支配下でしたが、秋は21打数3安打と絶不調。172センチと小柄でセンターを守るタイプではないため育成1位としています。

 

 

【育成2位指名候補①】法政大 古屋敷 匠眞選手 大卒右腕投手


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 最速154キロ、腕の長さを活かしたフォームが特徴の右腕投手。巨人が高校時代から追いかけており、高校時代より上位候補でした。しかし大学入学後にイップスを発症。一時はイップス専門の治療施設にまで通っていました。

 4年春からは中継ぎとして公式戦に登板。まだ制球は改善しておらず即戦力とは言えません。しかしキレのあるスライダーは魅力であり、将来的な中継ぎ候補としての獲得となります。

 

【育成2位指名候補②】東農大オホーツク 守屋 秀明選手 大卒右外野手


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 177センチ85キロ。チームではクリーンナップで起用される右の中距離打者。センターを守り遠投110mの強肩を持ち、打者としても2季連続のベストナイン首位打者も獲得。全国大会では本塁打も放っています。

 ただリーグでの本塁打数は0。50m6.0秒と俊足としては6秒を切るのが理想ですが、センターとしてはもう少し俊足が求められます。このため育成指名。不足する右の外野手候補となります。

 

【育成3位指名候補①】栃木GB 叺田 本気選手 独立リーグ右捕手


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 独立リーグ1年目。投手としても起用されたことのある遠投120mの強肩捕手。打率3割越えに3本塁打を記録しており、打撃面でも高い評価を得ています。また足も50m6.0秒と、捕手としてはまずまずの足の速さとなっています。

 しかし独立リーグでの成績は参考記録としてしか評価されず、独立リーグは年齢と成長度合いを重視されます。そのため育成指名となっています。

 去年育成を含め捕手を4名獲得しましたが、炭谷選手が移籍したことで1軍は大城・岸田・小林選手。2軍は喜多・山瀬選手。3軍は萩原・前田選手となり、坂本選手はDHメインとなっています。このため3軍まで見ると捕手はぎりぎりであり、支配下ながらDHやファーストメインで3軍起用が主な萩原選手の現場評価は喜多選手よりも低く、一人でもけが人が出ると捕手が足りなくなる状態であるため、育成で1名獲得としています。

 育成で栃木GB所属のダニエル選手を獲得しており、ドラフトでも栃木からの獲得を見込んでの候補となります。

 

【育成3位指名候補②】高知FD 長谷部 大器選手 独立リーグ内野手


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 高知FD2年目となる巧打のショート。守備能力の高さに定評がありますが、今年は打撃成績も向上。1年目は1割台だった打率も今年は3割後半を維持。課題だった打撃も改善が見込めており、守備能力の高い堅守巧打のショートとして、坂本選手が下がると守備緩めと称される状態を改善させるために、次代のショート候補としての獲得となります。

 しかし打撃のほとんどが単打のため、支配下でなく育成指名としています。

 

【育成4位指名候補①】中央学院大 山崎 凪選手 大卒右腕投手


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 最速149キロ、フォークとツーシームが武器の右腕投手。先発・中継ぎ両面で起用されていますが、どちらかといえば中継ぎのほうが安定しています。

 地方リーグということもあり注目度は低く、追っているのは巨人・ロッテ含む3球団程度。高校から一般入試で入ったことからも当初の注目度は低い選手でした。投手転向は高校からながら、大学に入り急成長。伸びしろを期待しての獲得となります。

 

 

【育成4位指名候補②】福岡大 仲田 慶介選手 大卒両打ち外野手


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 俊足巧打ながら遠投120mの強肩が武器の両打ち外野手。もともと左打ちであったが、大学から両打ちに転向しています。高校時代は肩も弱く内野手で控え止まりだったものの、徹底的な体づくりと膨大な練習により遠投120mにまで伸ばした努力家でもあります。

 今も走塁改革で50m6.1秒をさらに速くしようと改良を進めており、プロ入りを強く意識しているため内野守備も自主的に練習しており、内野起用の可能性も残しています。すでにプロ志望届を提出していますがまだ打撃に課題を残しており、俊足巧打のユーティリティーとしての獲得となりますが、起用のメインは外野となります。

 

【育成5位指名候補①】新潟医療福祉大 佐藤 琢磨選手 大卒左腕投手

 

 最速148キロ、3年秋がリーグ初登板の遅咲きの投手。同級生の桐敷拓馬選手が注目される中、主に中継ぎで登板しています。初勝利が4年春の先発登板であり、14イニングで10四球と四死球率の高さや実績の少なさが課題ですが、体重を15キロ増やし球速も10キロ以上伸ばした伸びしろを評価しての獲得となります。

 

 

【育成5位指名候補②】埼玉武蔵ヒートベアーズ 長尾 光選手 独立リーグ右腕投手


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 明桜から入団した右腕投手。2種類のツーシームが武器で入団1年目は中継ぎとして起用されていますが、当初はフォームを見失い制球が悪化していました。現ロッテの佐々木選手のフォームを参考に改造に取り組み、ストレートの球威が増し安定感が増しています。

 ただしこれは調子が良かったころに戻った状態であり、高校から大きく伸びたわけはありません、巨人とのBCL選抜試合では1回2安打無失点といった結果で、どちらともいえない内容。
 ただ高卒1年目で来期で20歳とまだ伸びしろはあり、巨人は高校時代からスカウトがおっていた選手。このため中継ぎ強化を目的とした獲得となります。

 

 次は育成6~10位となります