読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

銀行から指名を目指す右腕投手 七十七銀行 松葉 行人選手 社会人右腕投手

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社会人野球日本選手権(6月29日~、京セラドームほか)の東北最終予選に向け、七十七銀行(宮城)が26日、東北福祉大とオープン戦を行い、8-3で勝利した。1年目の松葉行人投手(23)=桜美林大=が先発し、高い制球力で7回2失点。2大会連続11度目の本大会出場を狙うチームに弾みをつけた。

 来月4日に開幕する東北最終予選に向け、松葉が好感触をつかんだ。自信のあるチェンジアップを狙われ7安打を浴びながらも、2失点に抑えた。11日のJABA東北大会・日立製作所戦は先発し、得意球を研究され3回3失点。この日は「狙われている中で、持っている変化球をいかに低めに投げて振らせるかを考えて投球できた」と振り返った。

 正確無比なコントロールは、東海大甲府高(山梨)時代からの生命線だ。「絶対的なエースがいて自分は2番手だったので、制球力を磨いた」。2年夏、3年春と甲子園を経験し、大学では3年秋にリーグ戦で最優秀投手に。新天地ではルーキーながら主戦の働きを期待され、既に公式戦2試合で先発している。

 4年時にプロ志望届を出したが指名漏れし「全国大会に出ることが最大のアピール」。まずは予選での切符獲得へ「同じ高校出身の石井信次郎さんのミットを動かさない」と意気込んだ。(小山内彩希)

七十七銀行が社会人野球日本選手権東北予選に向け、東北福祉大とオープン戦 : スポーツ報知

 

【松葉選手の紹介】


www.youtube.com

177センチ83キロ 右投げ右打ち 

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ・フォーク

 経歴:東海大甲府桜美林大ー七十七銀行

解禁年:2022年

 

 ノーワインドアップから足を上げた後少し止まり、オーバースローの角度から柔らかな腕の振りで投げるフォームから最速149キロ、常時140中盤のストレートを投げ込む右腕投手。120中盤の小さく変化するスライダーに120中盤から130中盤の外に逃げるチェンジアップ、真っ直ぐ落ちる120後半のフォークを駆使して打ち取っていきます。

 チームでは先発・中継ぎ両面で起用。都市対抗ではJR東北の補強選手として出場。2試合に登板し3(1/3)回を投げ、前の投手が出してしまったランナーを一人返してしまう場面こそあったものの、自責点は0の無失点と好投しています。

 

【指名への課題】

 課題は変化球の球速。特にスライダー・フォーク系は120キロ中盤と遅く、チェンジアップも球速のばらつきが大きいため、120キロ台だと打者が見逃せる時間が多く、外れると打者にしっかりとみられています。

 またどの変化球も精度面でばらつきがあり、甘いコースに入るタイプでなく、ちょうどいいコースに落とせない変化量を調整できない精度不足となっています。ストレートに比べ変化球は全体的に出力不足となっています。

 

 

【指名順位予想】

 ストレートは140後半も記録できるようになっており、直球は角度もあるため評価できますが、変化球については精度・球速ともに物足りなさが残るため、大卒社会人としては出力不足。即戦力とは見なせない状態となっています。

 このため現時点では指名漏れの可能性が高くなっています。変化球が全体的に出力不足でフォークが決め球ではありますが、フォークも120キロ台と遅いため、安定した武器と言える状態ではありません。変化球が全体的に130キロ台になり、スライダー・カーブの精度向上でようやく指名候補となります。その場合でも7~8位が指名候補となります。