読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

怪我から復活した投手 ENEOS 関根 智輝選手 社会人右腕投手

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ENEOSの先発・関根は3回まで無安打も2点先制した直後の4回に押し出し四球などで4失点。「4回が全てだった」と悔しさをにじませた。
 5回以降は山崎のソロによる1点のみ。7年ぶりの4強を逃した大久保秀昭監督は「補強選手の力を借りて2勝したが、自チームで勝ち上がるには打撃力が課題。若い選手が自信と課題両方を持って来年にチャレンジしてほしい」と訴えた

ENEOS・関根 3回まで無安打も4回に4失点「4回が全てだった」― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

【関根選手の紹介】


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183センチ87キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・ツーシーム・チェンジ

 経歴:城東ー慶大ーENEOS

解禁年:2022年

 

 セットから足を上げりオーバースローよりも低い角度から力感を感じさせない腕の振りで投げ込むフォームから最速150キロ、常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。

 横に逃げるスライダーに大きく変化するカーブ、130前半の小さく落ちるチェンジアップ、外に逃げるツーシームを駆使して打ち取っていきます。

 大学2年時に肘の違和感を訴え靱帯断裂が判明。その後トミージョン手術を受けたことで3年生では一試合も登板することなくシーズンを終えました。リハビリ中は同じトミージョン手術を受けながらも3位指名を受けるほどに復活した先輩の津留崎選手を参考にトレーニングに励み、フォーム見直しに着手。4年春に復活登板を果たしました。

 しかし復帰後も患部に違和感を残しており満足な投球ができなかったものの、ENEOSに入社後に回復。先発として起用されており、即戦力として完全回復が期待される右腕となります。

 

【指名への課題】

 球速はまだ140~146と開きが多く、制球もある程度ばらついているため四死球率が悪化しています。1イニング1四死球となることも多く、そうなると5イニングを持たず降板。球数も1イニング辺り2~30球を要しています。

 安定してストライクを取れるボールがなく、ボール先行で変化球も空振りを取れる球とすっぽ抜ける球、精度がいまいちの変化量の球と精度のばらつきが目立ち、変化球のキレ・ストレートのコントロールの安定が合致すれば安定した投球ができますが、この安定が無いことが多く5回を持たず降板することが課題となっています。

 

 

 

【指名順位予想】

 即戦力右腕のラインは常時145以上、さらに変化球も安定しなければ即戦力とは見なされません。中継ぎとして見るにもコントロールが悪く四死球を出しやすいこと。クイックになると球威が落ちるため相手打者が釣られないためさらに状況を悪化させてしまっています。

 このため現状の内容では指名漏れの可能性が高くなっています。