読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

打者としても注目のエース 敦賀気比 上加世田 頼希選手  高卒右腕投手/高卒右内野手

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敦賀気比はプロ注目で最速144キロ右腕の上加世田頼希(うえかせだ・らいき)投手(2年)が頂点を見据えた。「投手として完投。打者としてホームランを打ちたい。チームは日本一が目標」

4番も担い、高校通算9本塁打で投打の中心。昨年は春夏の甲子園に出場した。「自分たちの人生を変えてくれる、すごくいい場所。個人の目標のプロ野球選手になるため、持っている力を全て出したい」と武者震いした。

▽西武内海兼任コーチ(敦賀気比OB)「ここ数年、毎年出場しているので、今年も頑張ってほしいです。ぜひ、気比旋風を巻き起こしてください!」

【センバツ】プロ注目敦賀気比・上加世田頼希が投打の中心「日本一が目標」 - 高校野球 : 日刊スポーツ

 

 

【上加世田選手の紹介】


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178センチ80キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・フォーク・ツーシーム・カット

ポジション:ファースト・サード

 

 セットから最速144キロ、常時130後半のストレート投げ込む右腕投手。120キロ台の横のスライダーに110キロ台のカーブ、120キロ中盤の小さく落ちるフォークにに外に逃げるツーシームを投げ込んでいきます。

 どの球種もコントロール良く投げられる総合力の高さが武器。狙い球を絞らせない投球と力強いストレートで打ち取っていきます。

 また打者としても4番ファースト・サードでで起用されており、高校通算9本塁打で力強いしっかりとしたスイングで長打を狙います。

 投打ともにチームの柱として起用されており、1年時より投手として結果を残していることから、数多くのスカウトが注目する選手となっています。

【指名への課題】

 どの球種も安定して投げられますが、どの球種も変化量、軌道ともに平均的で決め球がありません。このため2ストライクになってから球数を要しており、特に左に対しての決め球がないため、力んでストレートが高めに抜けてしまう場面が見られました。左は決め球が無いためストレートに張られており、高めインハイに抜けた球をことごとく引っ張られていました。

 ストレートも130後半と決して速いわけではないため力押しできるタイプでもなく、変化球の変化量アップ、もしくはストレートだけでなく他の変化球も平均球速が3キロ以上アップが必要となります。

 

【指名順位予想】

 まとまっているが大きな武器がなく、伸びしろという点では打者としても大きく注目を浴びるほどの成績を残していません。特に左に対しては変化球の決め球がなく、ツーシーム系もあまり使っていないため先発として使うには決め球を開発し、球数を減らすのが一つの課題となります。

 大きな課題はないが1年時から実績がある分、伸びしろという点では疑問を持たれてしまうため、高卒でなく大卒・社会人で全体的に伸ばし、即戦力を狙ったほうが高い指名順位を狙えるタイプとなります。

 現状の指名順位は育成1~2位が候補。数年後の上位候補としての獲得となります。