読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2021年ドラフト指名選手の巨人における起用方針と課題 育成2位 石川ミリオンスターズ 高田竜星選手 独立リーグ右腕投手

巨人から育成2位指名を受けた石川ミリオンスターズの高田竜星投手が23日、金沢市内のホテルで仮契約を結んだ。

 1年目の目標には「1軍で1勝」を掲げた最速150キロ右腕。遊学館高3年だった昨年も志望届けを提出したが指名漏れを経験。独立リーグで経験を積んだ。目標にはオリックスの山本由伸を挙げ、今後は山本も得意としているカットボールの習得に意欲を見せた。

【巨人】育成2位指名の高田竜星が仮契約 1年目の目標は「1軍で1勝」 : スポーツ報知

 

【高田選手の紹介】


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175センチ75キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

 経歴:遊学館石川ミリオンスターズ

 

 セットから上半身をあまり動かさず、右腕を背中側に伸ばし振りかぶらずに投げ込むフォームから最速150キロ、常時140中盤のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台の縦のスライダーに100キロ台のカーブ、120キロのチェンジアップで打ち取っていきます。

 チームでは主に先発で起用。高卒1年目ながら17試合に登板し3勝7敗と勝ち星に恵まれないながらも、100イニング近くを投げスカウトからもスタミナと実践力の高さを評価されています。高卒1年目ということもあり、伸びしろが期待できる先発候補として獲得されました。

 

【なぜ獲得されたのか】

 高田選手は1年で最速を7キロ伸ばした成長性を評価された選手。高卒1年目から7~9回を投げられるスタミナを披露しており、スタミナの多さから将来の先発候補としてスカウトからも評価されています。

 また1年目から7回を以上を投げ切る試合を続けており、その頑丈さも評価されている一つ。去年の巨人投手陣は太田龍・奈良木・伊藤優・井上選手と故障者が相次ぎ運用に悩まされたため、丈夫さが売りの選手を確保となりました。

 2・3軍は高卒が中心で長いイニングを投げられる投手が少なく、去年は故障者もあいつぎ育成の山崎選手を酷使する場面も見られました。2・3軍を運用していくために、先発として長いイニングを投げられ、時間はかかるが育成からも先発候補を確保する候補となっています。

 

 

【1軍起用への課題】

 変化球の精度、コントロールに課題があり投手としてもまだ粗が目立つ選手。ストレートは球威はあるもののばらつきがあり、スライダーも抜けることも多く安定してカウントをとれる球がありません。このためヒットよりも四死球による出塁を許すことが多く、本人はカットボールの習得を目標としていますが、カットボール習得よりも今持つ変化球の精度アップが優先的に必要となります。

 変化球のばらつきがあり死四球癖があることからまだ先発を任せてもらえるほどの実績がなく、