読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第1回2022年読売ジャイアンツドラフト指名予想【1位~3位】

 平内・山崎伊・戸田選手と20年ドラフト組が1軍で起用されるようになり、21年ドラフト組である翁田選手が守護神、赤星選手が先発。育成6位の菊地選手が支配下され中継ぎとして起用されるなど、投手については若手が少しずつ台頭してきた一方、野手は若手の1軍定着が進まず2軍の帝王化が進んでおり、新たな野手獲得が叫ばれています。

 そのような動きがあったなかで、今回第1回目の巨人ドラフト指名予想を行いたいと思います。

 指名においては下記ルールに基づいて行っていきます。

①指名順位は各順位2名を予想。

②現時点で進学・就職を表明している選手は対象外

⓷1位のみ外れ1位まで予想

支配下は6名、育成は8位まで予想

 

 今回は1位~3位を予想します。

 

【1位指名候補①】日本体育大 矢沢 宏太選手 大卒左腕投手


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 最速150キロ、4年春には4勝2敗防御率1.83.また打者としては40打数14安打1本塁打で打率.350を記録している二刀流投手。高橋・横川選手が炎上。山田選手はまだ3軍登板がメインでメルセデス選手以外の若手左腕がなかなか定着しないため、左腕投手である矢沢選手を1位候補にリストアップしています。

 特に山崎伊織選手が投手ながら5打数3安打2打点と打者としても結果を残しており、打てる投手の価値も高まっているため、打てる先発投手としての期待もあり、1位候補としています。

 

【1位指名候補②】中央大 森下 翔太選手 大卒右外野手


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 182センチ88キロの大型外野手。3年まで不振に悩んでいましたが、4年春は45打数14安打3本塁打と大爆発。特に3本塁打はリーグトップであり、スラッガー候補に名乗りをあげました。

 守備についてもライトだけでなくセンタースタメンだった経歴もあり。ライトだけでなくセンターでも起用が見込める選手。ここ数年需要が高まっている右打ちでセンターも守れるということで指名優先度は高くなっており、巨人としては右打ち外野手不足、長打力のある外野手を補強するための獲得となります。

 

 

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【外れ1位指名候補①】 早稲田大 蛭間 拓哉選手 大卒左外野手


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 リーグ通算12本塁打、左のスラッガーとして早くから注目されていましたが、12本塁打のうち4本が東大からということ、3年は41打数9安打と調子を落としており、評価は人によって大きく分かれている選手となります。

 しかし日ハム2軍との練習試合では池田選手から本塁打を放っており、慶応・増居選手や明治・竹田選手などからも本塁打を記録するなど打つべきところではしっかり打っている選手。4年春も序盤は調子を落としていたものの、後半から調子をあげ43打数12安打2本塁打打率.279と結果を残しました。

 ただ左打ちの外野手ということで右打ちに比べると需要が落ちることから外れ1位となっています。巨人としては丸選手が衰えを見せる中での次代のセンター候補の獲得となります。

 

【外れ1位指名候補②】東芝 吉村 貢司郎選手 解禁済右腕投手


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 最速153キロ、東芝では先発として起用される大型投手。大学では指名漏れを経験し社会人でも制球難に苦しみましたが、解禁年の秋の地方大会で先発起用されると、150前後を連発し圧巻の投球を見せました。

 残念ながらそれまでのスランプが目立ち指名漏れとなりましたが、現在はJR九州相手に完封勝利を遂げるなど先発として順調に結果を残しており、即戦力先発候補となります。巨人は大学時代から追い続けている選手であり、菅野選手の衰えも見えることから、先発候補の獲得は急務となります。

 巨人としては不足する先発右腕候補としての獲得となります。

 

【2位指名候補①】慶應義塾大 萩尾 匡也選手 大卒右外野手


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 慶応ではセンター・レフトで起用される右の外野手。スイングスピードはチームトップの160~170キロとパワーが武器で、4年春に5本塁打を記録するなど一気にスラッガー候補としての評価を上げた選手。去年の駒沢大・鵜飼選手のように4年生で本塁打を量産し一気に上位にまで上り詰めた例があり、萩尾選手は鵜飼選手に比べ本塁打は少ないものの、センターを守れ足もそれなりに早いため、守備面を考慮して上位候補と七得ます。

 ただし4年春まではそこまで目立つ成績でなかったことと、あまり結果を残せていない慶応卒の野手ということで1位候補からは外しています。巨人としては右打ち外野手の確保を目的としています。

 

 

【2位指名候補②】亜細亜大 田中 幹也選手 大卒右内野手


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 亜細亜大で1年から出場する小柄な内野手。忍者と称された高い守備能力が魅力であり、打撃においても今年初本塁打を記録。11盗塁を決めチェンスメーカーとしての役割、さらに犠打もこなせ今の巨人に不足する小技と足で相手をかき乱す戦術を行える選手です。

 潰瘍性大腸炎からのリハビリで3年はほとんど出場しておらず、まだ体力も戻り切っていないなかできっちり成績を残しており、打撃面での伸びしろも期待できます。

 中山選手以外のショート候補が出てこない今の巨人において、次代のショートを担う選手としての獲得となります。

 

 

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【3位指名候補①】専修大 菊地 吏玖選手 大卒右腕投手


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 183センチ93キロ、最速151キロを記録する大型右腕。大型右腕ながらスライダー・カーブ・ツーシーム・チェンジ・フォークと多彩な変化球を武器に絞らせない投球で東都2部ながら完投・完封も記録しており、多くのスカウトが注目しています。

 ですが評価としては即戦力でなく素材型として評価されており、巨人の水野スカウトもこれからの成長に期待しています。赤星・山崎選手と次代の若手候補

即戦力でなく将来の表ローテとしての獲得となります。

 

 

【3位指名候補②】ENEOS 加藤 三範選手 社会人左腕投手


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 最速147キロ、即戦力左腕として期待される社会人投手。大学時代から注目されるも3年に肘の疲労骨折で出遅れてしまい指名漏れ。その後ENEOSに進むと新たにツーシームを習得。中継ぎ左腕として結果を残しています。

 巨人は大学時代から注目しており、今村選手が中継ぎとして出てきたものの、中川選手の故障や戸根選手が定着できないなどで1軍左腕中継ぎが不足しているため、層が薄い左の中継ぎ左腕を補強するための獲得となります。。

 

 

次は4~6位となります。