読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

俊足強肩の巧打者 立教大 道原 慧選手 大卒左外野手

東京六大学野球の立大は12日、埼玉県新座市のグラウンドで今年最後の練習を行い、主将の山田健太内野手(3年・大阪桐蔭)が、100安打と日本一を来年の目標に掲げた。大阪桐蔭では、同期の根尾(中日)らと甲子園で春夏連覇。立大では1年春から出場しリーグ現役最多の62安打。「(高校のときは)六大学でやりたいというのがありましたが、自分もプロに行きたい気持ちが出てきました」とプロ志望も強調した。
 チームの新スローガンは「進化」。優勝を争った今年の春秋から、さらにレベルアップを目指す。同じくプロ志望で先発陣に名乗りを上げた151キロ右腕、荘司康誠投手(3年・新潟明訓)は「来年は一つ抜けた成績を残したい」と意欲を見せ、今秋1番打者で活躍した道原慧外野手(3年・駒大苫小牧)も「出塁率、盗塁、得点にこだわりたい」とプロ挑戦へさらなるアピールを誓った。

立大の山田 ドラフトイヤーの目標は100安打&日本一 中日・根尾と高校同学【東京六大学野球】:中日スポーツ・東京中日スポーツ

 

【道原選手の紹介】


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173センチ74キロ 右投げ左打ち

ポジション:センター・ライト

 

 大学通算2本塁打、俊足が武器の小柄な外野手。チームでは1番で起用されており、シャープなスイングで左右を問わず安打を生み出しています。三振率の低さも武器であり、137打席で24三振と三振率は0.17と2割を切っています。

 また50m5.9秒の俊足を活かし4年春は5盗塁を記録。3年春には相手外野手のエラーも絡んだランニングホームランも達成しており、大学では通算11盗塁とチャンスメーカーとして起用しています。内野への平凡なゴロでも少しでもバウンドが高いと内野安打に出来てしまうほどであり、六大学トップクラスの俊足を持っています。

 そして守備では遠投110mの強肩を持ち、俊足を活かした広い守備範囲も武器となっています。強肩を活かしセンターだけでなくライトも守ることが出来、深い位置からタッチアップをアウトにしています。

 小柄ながらも俊足と強肩を持ち合わせた巧打者として活躍しています。

 

【指名への課題】 

 課題はパワーのなさ。ストレートに押し込まれる場面が目立ち、アウトコース高めでもフェンス直撃の当たりはほとんど打てていません。特にインコースに対してはファースト側に体を流しながらのバッティングとなるため、下半身が使えず腕の振りのスイングになるのに加え、肘を曲げた窮屈なバッティングになり、しっかりと振り抜けないため打球が弱くなることから、内野を抜けずゴロ性のヒットもあまりうてていないのが課題となっています。

 

 3年生まではしっかりとバットでボールを惹きつけて打つことができていましたが、4年生になりセンター・レフト方向への打撃を意識したスイングとなり、結果として打率は2割台にまで落ち込んでいます。

【指名順位予想】

 打撃は3年の調子を取り戻せれば候補になってきますが、俊足であることを考慮しても長打率が2割~3割前半と長打が少なく、セーフティバントや叩きつけるような内野安打など、足を活かした出塁を企画する場面もあまり見受けられないため、小技が出来る技術のアピールが必要になります。

 守備についても送球は速いものの、打球の追い方にぎこちなさが残っており、守備面でも課題を残しています。打撃・守備どちらでも即戦力の評価は受けず、外野手として求められる打撃のハードルも調子を落として満たせていないため、現状では育成3~5位となります。