読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

数多くのチームでキャプテンを務める内野手 早稲田大 中川 卓也選手 大卒左内野手

2月下旬から大学野球でも実戦がスタートしているが、注目度が高い野手として、早稲田大・中川 卓也内野手大阪桐蔭出身)の名前が挙がる。

プロ野球選手になることはずっと掲げていたことであった。早稲田大では苦しいシーズンが多かったが、昨秋のリーグ戦ではベストナインを獲得した。  今年からセカンドに挑戦をしている。優秀な打者が多い今年の大学生で「中川を指名したい」と思わせるには相当なパフォーマンスを見せないといけない。  3月1日、DeNAの2軍との交流試合が横須賀スタジアムで開催される。同級生の蛭間 拓哉外野手(浦和学院出身)を視察するために訪れたスカウトにも目が留まるような活躍を期待したい。

大卒プロを狙うドラフト候補・中川卓也(早稲田大)はオープン戦からアピールに成功できるか?(高校野球ドットコム) - Yahoo!ニュース

 

【中川選手の紹介】


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175センチ75キロ 右投げ左打ち

ポジション:サード・ショート・セカンド・ファースト

 

 バッターボックスに入る際、バットの先を地面に当ててからゆったりと構えに入るルーティーンが特徴の内野手

 早稲田大では1年生からスタメンで起用されており、大阪桐蔭時代はショート・サード、早稲田ではサード・ファーストで起用。さらに3年はチーム事情でセカンドにコンバートされていますが、通算64試合で3失策とどのポジションも上手くこなせるユーティリティー性が高く評価されています。とっさの送球判断も上手く、堅実ながら積極的にアウトを狙っていくプレーが魅力となっています。

 またリーダーシップも高く、大阪桐蔭・U-18・早稲田大ともにキャプテンを任されており、成績面に出ない能力もあり、チームを支える守備職人としてさらなる活躍が期待されます。

 

【指名への課題】

 課題は打撃面での向上が見られないこと。キャリアハイは3年春の36打数12安打(内二塁打5本)の打率.333.平均打率は2割前後と1年生から出場していますが、打撃成績は目につく成績を残せていません。

 大学では通算本塁打0本と長打面でのアピールが少なく、中距離打者としての評価となります。しかし守備職人タイプの中距離型として見るには足が遅く、守備範囲も堅実ではあるものの広くはないため、プロではショートとしては計算できません。ユーティリティータイプでショートとして計算できないのは課題となります。

 

 また打撃内容もアウトコースへのストレートを無理に引っ張ろうとして芯に当たらずひっかけたり、外への変化球に合わせただけと、芯に当てられず凡打となることが多く長打が少ない原因となっています。

 

【指名順位予想】

 ユーティリティーとして評価するにはショートで使えないため打力が求められますが、二塁打こそあれど本塁打が無く、足も速いほうではないため盗塁による得点圏への進塁もあまり期待できません。

 中距離型ユーティリティーとしては物足りなさが残るため、指名漏れの可能性が高くなっています。社会人に進み長打力を磨き、打撃型のサード・セカンドとして指名を狙う必要があります。