読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

腕の振りがより緩急を感じさせるパワーピッチャー JR東日本 小谷野 楽夕選手 社会人右腕投手

都市対抗野球大会東京都2次予選:JR東日本6-1明治安田生命>◇24日◇第1代表決定トーナメント◇1回戦◇大田スタジアム

JR東日本の今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕、小谷野楽夕(がくゆう)投手(23=日大)が先発して試合をつくった。

6回1死満塁から犠飛で1失点して降板。5回2/3を被安打5、1失点にまとめた。小谷野は「6、7回にいくまでに力んで消耗しているが、スタミナに問題はありません」と振り返った。

1回戦を突破し、浜岡武明監督(49)は「丁寧に投げてくれていた」と評価した。

ドラフト候補JR東日本・小谷野楽夕6回途中1失点「スタミナ問題ない」 都市対抗東京都予選 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

【小谷野選手の紹介】


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184センチ80キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・チェンジ・パーム・カット・ナックル

 経歴:日大三ー日本大ーJR東日本

解禁年:2022年

 

 セットから非常に力強い腕の振りから最速151キロ、常時140中盤のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台の縦のスライダー、130キロ台の小さく落ちるチェンジアップ、130キロのパームを投げ込んでいきます。

 武器は強い振りから繰り出されるストレートと変化球の緩急。特にスライダー・パームは腕の振りの強さも相まって、球速以上にブレーキが効いた軌道で打者が反応できずに見逃しを奪われたり、タイミングを外された空振りとなっています。

 チームでは主に先発で起用。社会人1年目から先発・中継ぎと幅広く起用されていたものの、さらなるレベルアップを目指しフォーム・肉体改造に着手。低めのストレートが伸びるようになりました。都市対抗二次予選では3試合に登板し22(1/3)回を投げ自責点は4点で防御率1.61と好投しています。

 パワータイプ投手の一人として注目されています。

 

【指名順位予想】

 課題はスタミナ不足。小谷野選手のフォームは腕の振りも全体の動きも力が入った一投一投にスタミナをこめるフォームであるため、3回を超えた辺りから制球が乱れるようになります。

 コントロールが悪化するだけでなく変化球の精度もおち、変化球の変化量が落ちたり、投げた瞬間に変化を始めてしまうためにストライクゾーンに要求できないために臭いところに投げざるを得ず、それを見逃されることでストレート中心となってしまっています。

 小谷野選手は決め球があるタイプでなく、緩急やストレートで仕留めるタイプであるため、スタミナが切れて変化球との組み合わせが使えないようになると、一気に苦しくなっています。

 

 

【指名順位予想】

 中継ぎとしては1年目から起用はできるものの、決定的な決め球がないため勝ちパターンはまだ厳しく、先発としてはスタミナ不足で5回まで投げ切れるかが未知数であるため、即戦力とは評価されません。

 現状では下位指名が候補ですが、本人が1位指名を目標としているため、1位指名でなくとも上位指名が見込めないとなると、事前の指名辞退の可能性もあります。現状では将来的な先発・中継ぎ候補として期待として、6~8位が指名順位となります。