読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

綺麗なフォームの左腕投手 阿南光 森山 暁生選手 高卒左腕投手

 


今月20日に開催される「プロ野球ドラフト会議」へ向けて、四国の候補選手たちを紹介する。最速146キロ左腕・阿南光の森山暁生投手(3年)は、支えてくれた周囲の人々への「恩返し」のために、プロ入りを誓う。

 運命のドラフト目前、森山は「不安はあります」と、偽らざる気持ちを口にする。高校入学から進路希望欄には「プロ野球選手」と書き続けてきた。夢の実現まであと一歩に迫った期待と、指名されるのかどうかの不安が入り交じる。

 人間関係に悩んだ中学時代を経て、進路に選んだ阿南光。入学時には、中山寿人前監督や高橋徳監督の尽力があった。「自分が野球を一生懸命できる環境を作ってもらえた。自分は周りの方々に恵まれています」。時間がたつにつれて感謝の思いは膨らんでいった。

 恩返しと連覇を目指した高校最後の夏、徳島大会初戦の鳴門渦潮戦で、森山は8回1失点と好投したが敗戦。「一つでも勝って、支えてくれた人たちにもっと自分のプレーを見せたかった。個人的にはアピールする場がなくなってしまった、という思いもあった」と、試合後に流した涙の理由を明かす。

 引退後はさらなる進化を目指し、2段モーションを試している。「軸に乗って投げられるし、ストレートの威力は増している」と、手応えは十分。高めに抜ける課題を克服し、より良い自分を求めていく。

 ドラフトまであと1週間。「あとは座って待つだけだけど、絶対にプロにいくんだ、という気持ちだけは強く持っていたい」。自身の夢をかなえることが、自分を支えてくれた人たちへの「恩返し」になると信じ、その時を待つ

【ドラフト会議】阿南光MAX146キロ左腕・森山「恩返し」(デイリースポーツ 四国スポーツ・エンタメコラム) - goo ニュース

 

【森山選手の紹介】


www.youtube.com

183センチ83キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・カット

 

 セットから軸足の重心を落とし、肘を小さく折りたたみながら振りぬくフォームから最速146キロ、常時130前半のストレートを投げ込む左腕投手。120キロ台の緩いスライダーに90キロ台のスローカーブ、120キロ台のカットボールを投げ込んでいきます。

 武器は球速以上に伸びを感じるストレート。肩甲骨の柔らかさを活かし、肘を折りたたみながらも可動域の高さでしっかりと腕を振るため、フォームの動きの小ささのわりにストレートが速いため、球速以上の伸びを感じるようになっています。

 チームでは主に先発で起用。課題だった調子の波を改善するために1週間で4~500球の投げ込みを行い、スタミナ強化とフォーム固めに成功。力まずと伸びのあるストレートを投げられるようになりました。さらに投手経験のある高橋監督のもとフォーム改造に着手。最速を146キロに伸ばしました。

 さらなる伸びしろが期待される大型左腕として注目されます。

 

【指名への課題】

 課題はストレートに比べ変化球の精度・変化量はまだ低いことです。スライダー・カット系は大きく変化するタイプではないため左打者に対しては空振りを奪えますが、右に対してはどうしてもストレート中心の配球となり、左に比べると使える球種の種類が少なくなっています。武器のカーブもばらつきが目立つため、安定してストライクが奪えていません。

 またカーブ以外は変化量が大きくないため三振を奪おうとすると力んでしまい、すっぽ抜けが目立っています。綺麗なフォームでストレートの伸びは魅力ですが、全体的にさらなるレベルアップが求められます。

 

 

【指名順位予想】

 伸びしろは期待できますが、もともと森山選手が1人で投げぬいているチームだったため、1年目は肩の休息と体づくりが中心となります。そのため最低でも3~5年は1軍デビューまでにかかるため、素材型でなおかつ変化球の内容はカーブの精度にはまだ課題ああり、他の変化球は大きく目立つものはないことから、現状では7~8位の下位指名となります。