読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

打率7割を残した1番打者 沖縄尚学 知花 慎之助選手 高卒右外野手

(24日、高校野球秋季九州地区大会1回戦=沖縄・名護 沖縄尚学《沖縄1位》8―2鳥栖《佐賀2位》)

 先頭の一回、沖縄尚学の知花慎之助は2球で追い込まれたが、ファウルでしぶとく食らいついた。

 「とにかく塁に出よう」 10球目。真ん中低めに来た甘い球を振り抜くと、打球は左中間越えの先制本塁打に。 続く、2―1の三回1死の打席でも、内角の直球を捉えて左越えの一発とした。 「一番芯で捉えるのがうまいので、後ろに置く理由がない」と比嘉公也監督(41)が認める1番打者だ。 宜野湾市出身。小学1年で野球を始め、甲子園を目指して強豪・沖縄尚学に進学した。 1年の夏、早々に甲子園でベンチ入りを果たした。 試合には出られなかったが、「でかくてすごい場所だ」と興奮した。 昨秋からレギュラーとして出場。今夏の沖縄大会決勝は唯一打点を挙げたが、チームは1―7で敗れ、甲子園をあと一歩で逃した。 悔しさを胸に臨んだ今秋の県大会。ウェルネス沖縄との決勝で5安打を放つなど、打率6割超の大活躍で優勝に貢献した。 この日も自身初という2打席連続本塁打でチームを勢いづけ、「素直にうれしい。振り遅れるなど調子は良くなかったけど、打てて良かった」。 来春の選抜は九州・沖縄から4校が選ばれる。 次は26日、4強入りをかけて、今夏の甲子園16強の明豊(大分)と戦う。 「選抜に近づく大事な試合になる。絶対に勝ちたい」 再び大舞台に立つために。この1番打者は自分の役目を分かっている。選抜へと奮闘する1番打者 沖縄尚学を再び「でかくてすごい場所」に - 高校野球:朝日新聞デジタル

 

 

【知花選手の紹介】


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172センチ70キロ 右投げ右打ち

ポジション:センター

 

 打撃評価が高い右打ち外野手。チームでは1番で起用され、バットコントロールの良さで九州大会では14打数10安打2本塁打で打率.714と驚異の7割越えを記録。

 バットコントロールだけでなく、監督も評価する上手く芯に当てる技術もあり、鳥栖戦では2打席連続本塁打を記録。神宮大会でもヒットはともに2塁打。膝元低めを上手く広い外野の深い当たりに持っていくなど、長打力も魅力となっています。

 さらに俊足を活かした積極的な走塁も売りの一つ。躊躇なく二塁に進み得点圏を作り出すチャンスメーカーとして、仙台育英戦では4得点獲得の原動力となっています。

 高い打撃能力を持った外野手として注目されています。

 

【指名への課題】

 課題は守備判断。打球判断で初動のステップや落下位置の予想を上手く決め切れていない場面が多く、特にライナー性の当たりだと落下位置を誤り後逸しかける、最初の動き始めの方向が落下位置と反対といったこともあり、守備面では不安が残ります。ポジションは守備能力が求められるセンターがメインとなるため、守備に不安が残ると指名順位は落ちてしまいます。

 また1番打者としては俊足でありながらあまり盗塁は企画しておらず、本塁打もあまり多くないことからプロ入り後は中距離打者となることを踏まえると、走塁能力のアピールは不可欠となっています。

 

 

【指名順位予想】

 貴重な右打ち外野手ですが、右打ちは俊足よりも長打力が求められるため、今後は本塁打を増やすことが求められます。15~20本塁打を記録できれば3~4位指名候補となってきます。小柄なうえ沖縄地方は興南沖縄尚学沖縄水産と強豪チームが少ないため、そこで挙げた実績も大阪や愛知、広島などに比べると評価は低くなるため、1~2位となるには守備能力を上げたうえで30本塁打前後を記録する必要があります。

 現状の評価では5~6位候補となっています。