読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

制球よく投げ込める先発投手 立教大 竹中 勇登選手 大卒右腕投手 

東京六大学野球秋季リーグ戦第4週第2日▽立大2-1早大(6日・神宮)

 立大が早大に逆転勝ちで雪辱し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 3年生右腕の竹中勇登=大阪桐蔭=が3回から2番手救援。5イニングのロングリリーフで早大打線を3安打無失点。2勝目を挙げた。3回2死から3連続四球で満塁のピンチを招いたが、「走者を出しながらも粘っていけるのが、自分の長所」と胸を張った。

 5日の1回戦では3年生エースの小畠一心=智弁学園=が7回まで無失点の好投も、8回に崩れて黒星。試合前にナインは「チーム全員でもう一度、小畠をマウンドに上げて勝ち点を取ろう」と発奮し、この日の戦いへと向かった。

 木村泰雄監督(63)は「春の早大戦では3戦目で悔しい負け方(1-7)をして、勝ち点が取れなかった。明日は何が何でも勝ちにこだわっていきたい」と闘志をたぎらせた。(加藤 弘士)

【大学野球】立大が早大に雪辱 大阪桐蔭出身・竹中勇登がロング救援で2勝目 木村泰雄監督「明日は何が何でも勝ちにこだわる」 - スポーツ報知

 

【竹中選手の紹介】


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176センチ80キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジ

 

 セットから大きく足を上げた後右足の曲げ重心を落とし、オーバースローよりも低い角度から一気に投げ込むフォームから最速145キロ、常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、120キロ台のチェンジアップを投げ込んでいきます。

 武器は癖がなく綺麗な軌道で伸びるストレートと変化球のコンビネーション。どの変化球も失投なくコースに投げ込めるため打者は全ての球種を常に警戒する必要があり、130キロ台のながら振り遅れも目立ちます。

 チームでは主に先発で起用。8試合30(2/3)回を投げ2勝1敗防御率2.93と好投。コントロールのよい先発としてさらなる活躍が期待されます。

 

【指名への課題】

 課題は出力の物足りなさ。癖がないフォームから140前後のストレート。コントロールはいいものの平均的な変化量のスライダー・カーブ・チェンジとバランスはいいものの、物足りなさが残っています。

 クイックになると全体的に球威とコントロールが落ちるため、ストレートのストライク率が低下。制球できてストライクゾーンに投げやすいカーブの割合が増え、さらに球速が落ちたカーブを合わせられ痛打されています。

 全体的に物足りなさが残り、6イニング以上投げたのが2試合のみとスタミナが落ちてきた場合の結果が不透明。また中継ぎ時もあまり出力は変わっていないため計算するなら先発ですが、全体的な球速アップは必須となります。

 

 

【指名順位予想】

 140前後のストレートと基本的な3球種。どれも平均レベルの精度はありますが、スカウトが注目ポイントに挙げるほどの精度や特徴があるわけでないため、全体的に物足りなさが残ります。

 指名の最低ラインは平均球速は145キロ前後、左打者に対する決め球が膝元へのスライダー・カーブのため、球数が増えてこの2球種の精度が甘くなるのが課題。チェンジアップの精度アップと、球速でなくどの球種も安定して投げられ絞らせない投球で打ち取るため、左打者を詰まらせるカット、小さく逃げるツーシーム系がでさらに球種を増やすことが求められます。

 すべての課題をクリアできて3~4位。達成できない場合は中継ぎでも出力が上がるタイプでなく伸びしろに課題があると判断され指名漏れの可能性が高くなります。