読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

コースを多種多様な変化球で攻める制球右腕 慶応大 外丸 東眞選手 大卒右腕投手

東京六大学野球リーグ第1週第1日(12日、立大1ー2慶大=延長十回、神宮)エースが復活ののろしを上げた。今秋ドラフト候補の慶大・外丸東真投手(4年、前橋育英)が9安打を浴びるも粘り、9回115球で1失点。無四球にまとめ、今季初白星。リーグ戦では24年5月8日の立大4回戦以来、339日ぶりの勝利となった。

「前半は連打を浴びて苦しかったが、後半はテンポよく投げることができたので、そこはよかった」

序盤は「神経質になり過ぎてしまった部分があった」と走者をためる展開が続くも、我慢の投球。四回の1失点のみでこらえると後半は、「アバウトではないが、そういうイメージを持って投げたら修正できた」と大胆な攻めで追加点を許さず。九回まで投げぬくと、直後の十回に味方が勝ち越し。約1年ぶりの勝ち星を手にした。

昨秋は、右肩大円筋の肉離れの影響で24年9月30日の明大3回戦を最後リーグ戦から遠ざかり、0勝に沈んだ。チームも5勝7敗1分けの5位。当時を振り返り外丸は、「勝利に貢献できないもどかしさがあったので、本当に申し訳ないという気持ちがすごくあった」と語る。

投げることができない期間が続く中、心の支えとなったのは同期の存在だった。復活を信じる仲間からは、「あまり焦らずに、自分のやるべきことをやって自分たちの代で投げられたらいいよ」と声をかけられた右腕。リハビリでは下半身強化に重きを置き、ポール間走やスクワットなどのウエートトレーニングを積み、再起に備えた。

今季、慶大としては2008年度以来、17年ぶりに投手主将に就任。背番号を「18」から、主将が背負う伝統の「10」に変え、「責任は昨年からも、より一層強く感じている」と、不退転の決意を持って臨む。

慶大・外丸東真、9回1失点の力投でリーグ戦339日ぶりの勝利「後半はテンポよく投げることができた」/東京六大学 - サンスポ

 

【外丸選手の紹介】


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173センチ75キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・カット・ツーシーム

 

 セットから重心を大きく落とし、軸足を曲げた高さからスリークォーターよりも高い角度で投げ込むフォームから最速149キロ、常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。130前後のスライダー、90キロ台のカーブ、130キロ台のカット、130キロ台のツーシームを投げ込んでいきます。

 武器は派手さはないものの、コースに投げ込めるコントロールと狙い球を絞らせない精度の高い変化球。左に対してはインコースへのスライダーとカット、外に逃げるツーシーム。右に対してはアウトコース一杯にカット・スライダーで攻め、タイミングを外すカーブとインコースへのストレートで打ち取っていきます。

 チームでは主に先発で起用。1年生から先発で起用され、2年春にはキャリアハイの11試合登板で3勝2敗ながら防御率1.37と好投。実績十分なコントロールが魅力の制球型右腕として、ドラフト指名が期待されます。

 

【指名への課題】

  課題はやはり物足りない球威。外丸選手のフォームは特徴的なほど低い位置から投げ込む球が見づらいフォームに加え、スライダー・カーブ・ツーシーム・カット含めた5球種に山を張る必要があるため、140前後でも振り遅れています。

 ただプロで見るには今のスタイルでも140中盤は欲しいところで、外丸選手も目標は150キロと球速を伸ばしたいと冬にウェートに取り組み下半身強化を図っていますが、大学ではなかなか平均球速が伸びていません。

 もう一つの課題は対左のツーシームの精度。スライダー・カーブもボール一つ分甘くなることはありますが、タイミングが大きくずれる上インに投げ込むため、左打者は姿勢を崩され痛打されていません。一方でツーシームは落ち切らない精度のものも多く、ストレートと球速差があまりないためタイミングも合い合わせられています。対左の被打率の悪さが原因がアウトコースの変化球になります。

 

 

【指名順位予想】

 外丸選手は現時点で280イニング以上を投げ込んでおり、故障のデッドラインの一つとされる300イニングを超える可能性が高くなっています。大卒選手のTJ手術が増えており、その中で球速タイプでないとはいえ300イニング以上を投げ、連投も珍しくなかった外丸選手の指名は故障のリスクが伴います。

 また1年生から投げ込みながら球速の伸びがあまりないことから伸びしろにも課題があり、ここから無理に球速を上げれば故障と制球のさらなる悪化のリスクがあることから、現状では指名漏れ候補になります。

 平均球速が145前後を安定して出せるようになれば、コントロール型先発として5~6位候補になります。