読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

200キロを持ち上げる恵体スラッガー 石川ミリオンスターズ 大橋 匠吾選手 独立リーグ右内野手

日本海リーグ・石川ミリオンスターズは17日、金沢市内で新入団選手の発表記者会見を行った。新加入選手12人が会見に出席する中、がっしりとした体格を見せつけたのが、180センチ、100キロの右スラッガー、大橋匠吾外野手(東北福祉大4年)だ。会見での自己紹介では「自分の父親はボディビルの元日本代表。自分もNPB選手になって、日本を背負いたいと思います」と人懐っこい笑顔を浮かべた。

 父の勝彦さん(65)は若い頃からボディビルで活躍するかたわら、トレーニングジムも経営。大橋も父の指導を受けながら、中学2年からウェイトトレーニングを始めた。中学3年ではデッドリフトで200キロを記録。八戸学院光星高ではパワーとスピードを武器に、4番打者として通算21本塁打をマークした。東北福祉大でも野球部の練習が終わると、ジムに帰って鍛えた。「筋肉でムキムキにする訳ではなく、アスリートの体を作りました」。父には栄養や食事の取り方も教わってきた。

 体重は100キロをキープするのがベストだという。「自分の持ち味は足でも、守備でもありません。ホームラン王を取って、最短でNPBに入るのが目標です」と大橋。父と作り上げたフィジカルを武器に、本塁打量産で飛躍を目指す。

日本海リーグ・石川に180センチ、100キロのスラッガー、大橋匠吾が新加入「父はボディビルの元日本代表」 - スポーツ報知

 

【大橋選手の紹介】


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180センチ100キロ 右投げ右打ち

ポジション:ファースト

   経歴:八戸学院光星東北福祉大ー石川MS

  解禁年:2025年

 

 引っ張るスイングが魅力の恵体スラッガー。武器はその肉体を現したような200キロのデッドリフトを持ち上げるパワーで、少しでも甘く投げ込んでしまうとでフェンス直撃のヒットを放っています。

 八戸学院光星時代は通算21本塁打と結果を残すも、東北福祉大では代打出場にとどまりながらも、最短でのNPB入りを目指し石川MSに入団。チームでは1年目ながら5番ファースト・指名打者で起用されると、12試合で42打数13安打で打率.310と

 荒削りな部分が目立つ選手ですが打撃も6月に入ると21打数8安打で打率.380.8安打のうち4本が二塁打と、打撃も適応を見せており、さらなる成長が期待されます。

 

【指名への課題】

 課題は攻守走全てにおいて荒削りすぎること。売りである打撃については引っ張りの意識が非常に強く、膝元に落ちる球や低めに手を出してしまうことが多くなっています。打ち返しやすいアウトハイや引っ張りやすいスライダーやカーブ系の弧を描く変化球は得意としている一方で、差し込んでくる左腕のストレートやインコースへの低い球は外野に飛ばせないほど差し込まれています。

 また走塁ではスライディングをベースのかなり手前でしてしまうため、勢い余って内野手と交錯しそうになったり、上半身が高いままのスライディングのためタッチしやすくあまり意味のないものになっています。

 守備でも実戦経験が少ないため、ファースト守備でも捕球時に腰が高いまま捕球しているため、イレギュラーバウンドに対応できる守備ではありません。リーグ後半からは指名打者に回されており、すべてにおいて課題をかかえている状況となっています。

 

 

【指名順位予想】

 走塁・守備で評価されるタイプでないため、とにかく打撃をどれだけ伸ばせるかが鍵ですが、まだ本塁打は0のため長打もアピールしきれていません。日本海リーグは打高状態のため、その中でも本塁打が出ていないのはマイナスポイントとなります。

 大卒としては荒削りすぎるため、現状では指名漏れの可能性が高くなっています。同リーグで去年6本塁打を放った三好選手が指名漏れしたことを踏まえると、ファースト・レフトメインでさらに荒削りの大橋選手が指名されるには、最低でも10本塁打で打率も3割前後が必須条件になります。その条件を達成しても走塁・守備面が高レベルは見込めず打撃一点評価になるため、育成7~8位となります。