
プロ志望届が締め切られたため、今回は最終回となる2025年巨人ドラフト予想を実施したいと思います。
ルールは以下の通りです。
①指名予想は各順位2名ずつ予想。ただし1位のみ1位とはずれ1位の両方を予想。
②指名順は3位とする。
③指名数は支配下6名、育成6名とする
④高卒・大卒はプロ志望届を提出した人のみ
今回は1~3位を予想します。
- 【1位指名候補①】創価大 立石 正広選手 大卒右内野手
- 【1位指名候補②】青学大 小田 康一郎選手 大卒左内野手
- 【ハズレ1位指名候補①】JR東日本 高橋 隆慶選手 社会人右内野手
- 【ハズレ位1位指名候補②】トヨタ自動車 増居 翔太選手 解禁済左腕投手
- 【2位指名候補①】日本大 谷端 将伍選手 大卒右内野手
- 【2位指名候補②】中央大 岩城 颯空選手 大卒左腕投手
- 【3位指名候補①】日本生命 谷脇 弘起選手 社会人右腕投手
- 【3位指名候補②】筑波大 岡城 快生選手 大卒右外野手
【1位指名候補①】創価大 立石 正広選手 大卒右内野手
大学通算10本塁打、25年ドラフトNo.1野手として名前が上がる右のスラッガー。メインポジションはサードですが、ドラフトを見据えセカンドにも挑戦しており、打撃だけでなく守備力も高く評価されています。
今の巨人は野手の台頭が急務であり、岡本選手のメジャー挑戦の可能性が高くなっている以上、内野のスラッガー候補は補強ポイント。去年の1位で石塚選手を獲得しましたが、立石選手に関してはポジション被りなど関係なく、頭2つ突き抜けたNo,1野手なので行かない理由はありません。
【1位指名候補②】青学大 小田 康一郎選手 大卒左内野手
通算11発、打撃技術の高さと守備の順応性の高さから一気に評価を上げた左の長距離打者。メインはファーストですが、サード守備も無難にこなせる対応力があり、巨人にとっても課題だった得点力に貢献できるクリーンナップ候補としてみています。
ポスト村上選手を狙い立石選手の1位指名を最有力としているヤクルトが1位候補に小田選手を挙げており、外れ1位で狙ってくる可能性があり、立石選手も今年に入り怪我に悩まされたり代表では苦戦するなどマイナス面も見せているため、小田選手を候補としています。
【ハズレ1位指名候補①】JR東日本 高橋 隆慶選手 社会人右内野手
通算10本塁打、社会人トップクラスのパワーを誇る右打ちのスラッガー。大学までは指名打者・外野手だったものの、社会人で内野手転向を指示されサードとして起用されています。
しかし経験の少なさもありサード守備は平均程度。チームによってはサードではなく外野手に戻し起用させる可能性もあります。そのため年齢とサード守備を評価される松下・立石選手たちと比べると指名優先度は落ち、外れ1位候補としています。
巨人にとってクリーンナップ候補。外野手としてもレギュラーがおらず穴のポジションのため、コンバートしても困らない選手となっています。
【ハズレ位1位指名候補②】トヨタ自動車 増居 翔太選手 解禁済左腕投手
最速149キロ、常時140後半のストレートを投げ込む左腕投手。慶応時代から先発として結果を残し、トヨタでも安定感を披露するも2度の指名漏れを経験。
今年はさらに安定感が増し、即戦力左腕としてみる声を多くなっています。巨人は井上選手が後半戦不調で何度も2軍落ち。横川選手もローテを確約できる結果を残せておらず、森田選手も不安定と左腕ローテが計算できていません。先発ローテ自体スカスカのため、先発ローテ強化のための獲得です。
ただ2位で獲得が理想ですが、2位指名は巨人より先に指名する球団の多くが先発不足で先に指名されると考え、外れ1位としています。
【2位指名候補①】日本大 谷端 将伍選手 大卒右内野手
通算7本塁打、遠投115mで足も速く、バットコントロールに優れる右の中距離打者。4年生に入ってから不調に悩んでいるものの、3年生では春・秋ともに首位打者を獲得しており、ショートではエラーが目立つものの、サード・セカンド・外野でも起用が可能。
中山選手が本格的に外野手転向した場合、二遊間の若手は泉口選手を除くと門脇・宇都宮・中田選手と守備型ばかりで、今年も吉川選手離脱時に大きく打撃力が低下しました。巨人も7人体制で視察しており、秋季リーグでは今年穴だったセカンドでも起用されているため、将来的な3・5番候補。吉川選手離脱時のセカンド候補となります。
谷端選手のメインはサードで宮崎選手の後釜が出てこず33歳の筒香選手がサードを守る横浜が狙う可能性があるため、先に指名が来る2位の候補にしています。
【2位指名候補②】中央大 岩城 颯空選手 大卒左腕投手
最速152キロ、高い奪三振能力を誇る左のリリーバー。4年春までは主に中継ぎで回跨ぎでも球速が落ちないスタミナが魅力でしたが、秋に先発で起用されるとそちらでも結果を残しています。
中川選手が勤続疲労で以前ほどの安定感がなく、左の中継ぎとしても期待できます。さらに井上・横川・森田・又木選手と日本人先発候補が通年で先発として計算できないため、不足する左腕先発としても候補としています。左腕先発としての実績が多い渡邊、竹丸選手やよりスケールがある山城選手はこの時点で指名されていると予想し、岩城選手としています。
【3位指名候補①】日本生命 谷脇 弘起選手 社会人右腕投手
最速152キロ、持ち球であるスライダーに加え、社会人でカーブを覚え先発として安定するようになった右腕投手。大学までは特徴的なスライダーと新たに覚えたフォークに2球種のみという極端な投球スタイルでしたが、緩急を使えるカーブを覚えたことで即戦力先発候補になっています。
課題は5回に入ると一気に出力が落ちるスタミナ不足。そのため先発では即戦力にできず、中継ぎとしての獲得です。今年から社会人部門のスカウトを新たに招聘しており、社会人選手の指名が多くなると予想し候補としています。
【3位指名候補②】筑波大 岡城 快生選手 大卒右外野手
50m5.82秒大学No.1の俊足と評価され、リーグでも3年秋からは3割後半~4割を残すアベレージヒッター。大学代表候補にも選ばれプロ志望を表明しています。
安定してセンターを守れる選手は補強ポイントの一つ。その中で巨人は重信選手以降支配下で俊足タイプの外野手を取っておらず、鈴木大和選手も支配下こそしたものの、レギュラーとは言えない状態です。
巨人はスラッガータイプの育成に苦労しているものの、オコエ・若林・佐々木選手と身体能力型の中距離打者は上手く戦力にしており、岡城選手もそのタイプとしての獲得。
DHを見据えればキャベッジ選手がDHになる可能性が高く、そうなれば外野はさらにスカスカになるため、センターを守れる外野手候補としての獲得です。
次は4~6位となります。