読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第3回(最終回)2025年巨人ドラフト指名予想【4位~6位】

 プロ志望届が締め切られたため、今回は最終回となる2025年巨人ドラフト予想を実施したいと思います。

 ルールは以下の通りです。

 

①指名予想は各順位2名ずつ予想。ただし1位のみ1位とはずれ1位の両方を予想。

②指名順は3位とする。

③指名数は支配下6名、育成6名とする

④高卒・大卒はプロ志望届を提出した人のみ

 今回は4~6位を予想します。

 

 

 

 

【4位指名候補①】浦和学院 垣内 凌選手 高卒左外野手


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 通算27発、遠投115mと高い身体能力が魅力の左の高卒外野手。巨人スカウトも「スローイングが強く安定していて亀井選手を見ているよう」と評価しています。

 

 2・3軍も重信・大城元・乙坂選手が戦力外。長野選手もほぼDHでヘルナンデス選手も契約が怪しいため、ファームも外野手不足となっています。

 ただメインはライトで左打ち外野手と右打ちよりも需要は落ち込むため、4位での指名としています。

【4位指名候補②】中京大 大矢 琉晟選手 大卒右腕投手


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 最速155キロ、全国大会で150キロ連発と鋭いフォークで一気に注目を集めた右腕投手。エースだった髙木選手が故障で全く投げられず、リーグではあまり投げていない大矢選手が起用されましたが、そこで一気に脚光を浴びました。

 木佐貫スカウトも注目しており、巨人の中継ぎはフォーク系を決め球とするタイプがあまりいないため、タイプが違う中継ぎ候補としての獲得となります。先発としても大学で10キロ以上球速を伸ばし、まだ先発として経験が少なく伸びしろもあるため、将来的な先発としても期待できるところです。

 

 

【5位指名候補①】西条 宇佐美 球児選手 高卒左腕投手


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 最速143キロ、がっしりとした体格とスライダーが魅力の大型左腕。高卒プロ入りで支配下指名を目標としています。

 巨人の高卒投手の獲得方針は下位・育成で癖がないフォームや体がさらに大きくなるタイプを全国大会の有無関係なく獲得するようになっており、宇佐美選手も投げ下ろす系ながら、あまり癖がないタイプで巨人が好みそうな素材型として指名候補としています。

【5位指名候補②】王子 九谷 瑠選手 解禁済右腕投手


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 最速153キロ、今年クラブチームから王子に加入した26歳のオールドルーキー。王子1年目から先発・中継ぎとフル回転で安定した成績を残しています。クラブチームでは先発連投が当たり前の状況でなかなか調子が安定させられず、プロを目指すなら今年がラストチャンスとチームを退部し縁があった王子に入社。

 都市対抗では決勝戦の9回を任されるなど信頼を得ており、巨人にとっては不足する先発ローテを補強する目的。船迫、森田、又木選手と解禁済みをここ数年で3名しており、今年社会人スカウトを強化しているため、指名候補としています。

 

【6位指名候補①】ENEOS 山田 陸人選手 解禁済右内野手


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 通算4本塁打、社会人3年目で打撃を開花させた右の巧打者。2年目までは注目できるほどの成績も残せておらず、守備も課題を抱えていたものの、3年目に0本塁打から4本塁打と突如打撃が覚醒。打率も6割超えという驚異の成績を残しています。

 同チームでは注目外野手の村上選手や捕手の有馬選手。内野手でも松浦選手。投手でも飯田選手と注目株が多いチーム。当然山田選手も視察されており、岡本選手がメジャー移籍濃厚となった今、サード候補または外野コンバートとしての獲得です。

 しかしスラッガータイプではなく、守備の課題も以前抱えたままで大卒3年目のため、下位指名としています。

 

【6位指名候補②】ホンダ 片山 皓心選手 解禁済左腕投手


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 最速148キロ、大卒5年目の解禁済左腕投手。1年目から肘の故障し2回の手術を経験したため本格稼働は4年目から。平均球速は140前半ながら球威が落ちずにグラブに収まるため、球速以上に差し込める左腕です。

 今年からスカウトになった木村龍治スカウトがホンダの投手コーチだった際に太鼓判を押していた選手で、左腕ローテが不足する巨人において復活した今年の指名候補とする可能性があります。ただ2度の手術歴と年齢がネックとなるため、指名順位は低めとなっています。

 

【なぜこのような指名となったのか】

 1年の戦いで顕著だったのが先発ローテ不足と外野手のレギュラーがいなかったこと。戸郷選手が復活できず、井上選手も後半は全く計算できずグリフィン選手も故障の離脱が増え、来季に大きな不安を残しました。

 また外野手は佐々木選手がまさかの大復活。中山選手がライトで存在感を示したものの、浅野・萩尾選手絶不調。三塚選手も支配下を獲得したものの、落ちる変化球への対応に課題を残しています。特にセンター候補がおらず、キャベッジ選手をセンターにする強硬策まで披露しました。

 一方で内野は泉口選手が故障・不調した場合のショートと吉川選手以外のセカンドが不安要素ですが、3年目で安定した守備に加え長打も伸びている中田歩選手。単打が多いがどこでも守れて足も使える宇都宮選手。そして1年目から結果を残す石塚選手がいます。

 そのため内野は優先度は低いと考え、支配下ドラフトは先発候補、センターをメインとした外野手。長打が売りのライト・レフト外野手の補強に重点を置き、捕手と内野手を後回しにする予想となりました。 

 次は育成1~3位になります。

 

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