
プロ志望届が締め切られたため、今回は最終回となる2025年巨人ドラフト予想を実施したいと思います。
ルールは以下の通りです。
①指名予想は各順位2名ずつ予想。ただし1位のみ1位とはずれ1位の両方を予想。
②指名順は3位とする。
③指名数は支配下6名、育成6名とする
④高卒・大卒はプロ志望届を提出した人のみ
今回は育成4~6位を予想します。
- 【育成4位指名候補①】愛知学園大 杉山 諒選手 大卒左外野手
- 【育成4位指名候補②】日星 中西 創大選手 高卒右内野手
- 【育成5位指名候補①】川崎総合科学 小宮 悠瞳選手 高卒左腕投手
- 【育成5位指名候補②】茨城アストロプラネッツ 三浦 遼大選手 独立リーグ右腕投手
- 【育成6位指名候補①】坂出 桂 健斗選手 高卒右捕手
- 【育成6位指名候補②】千葉スカイセラーズ 関 景介選手 独立リーグ右腕投手
- 【なぜこのような指名となったのか】
【育成4位指名候補①】愛知学園大 杉山 諒選手 大卒左外野手
リーグ打率3割超え、バットコントロールと内野ゴロも安打にしてしまう足の速さが武器の左打ち外野手。1年生からレギュラーで起用され、ベストナインを2度獲得するなど安定した打率を残している一方、本人も課題に挙げる地方リーグで長打の少なさがあるため、まだ上位指名は難しいと考えます。
巨人としては1・2番候補のセンター外野手強化のための指名となります。
【育成4位指名候補②】日星 中西 創大選手 高卒右内野手
守備能力が高く評価される右打ちのショート。グラブ捌きと投手もできる強肩が魅力で、現時点では育成指名もOKを表明しています。
守備を評価して獲得した育成5位の中田選手が現在2軍で打率3割超えに課題だった本塁打も伸ばしており、同じようなタイプの中西選手も候補。3軍ショートは村山選手が守備時の大怪我で復帰が未定で宇都宮選手を3軍にまわすか大津選手をショートにするほど不足しているため、ショートが安定して守れる内野手は指名すると思われます。
【育成5位指名候補①】川崎総合科学 小宮 悠瞳選手 高卒左腕投手
最速143キロ、素材の良さを高く評価される長身左腕。腕の長さに加えて胸部が柔らかく全身をしならせるように腕を振れるため、非常に力があるストレートを投げ込んでいます。
しかし躍動感の大きいフォームを細身の体ではまだ支え切れておらず、バランスを崩し抜け球になるケースが多いため、一年目からフル稼働できるタイプではありません。細身の長身投手とここ数年で指名し続けているタイプのため、指名候補としています。
【育成5位指名候補②】茨城アストロプラネッツ 三浦 遼大選手 独立リーグ右腕投手
最速150キロ、独立リーグで先発として起用される右腕投手。高卒2年目ながら順調に成長を見せており、春は失点で崩れることが多かったものの、夏ごろから徐々に安定した成績を残せるようになっています。
ただ西武・ソフトバンク3軍との練習試合ではどちらも黒星となっており、まだまだ安定感の課題は残しています。しかし指にかかった角度のある直球は魅力で、宇都宮選手や平山選手と同様、22歳未満の独立リーグ選手のため指名候補となります。
【育成6位指名候補①】坂出 桂 健斗選手 高卒右捕手
二塁送球1.8秒、強肩と俊足が高く評価される右打ち捕手。巨人は喜多選手が膝のリハビリで育成再契約。大津・坂本勇人・亀田選手がなかなか定着できないため、育成で捕手を取ると思われます。しかし大卒だと大津・坂本勇・坂本達・山瀬選手と年齢が被りバランスが悪くなるため、高卒からの指名としています。
【育成6位指名候補②】千葉スカイセラーズ 関 景介選手 独立リーグ右腕投手
最速145キロ、最短でもプロ入りを目指し千葉スカイセラーズに入団した高卒右腕。1年目ながら先発として起用され、8月には完封も達成しています。千葉は来年からBCリーグ入りが決まっているものの、現在は練習試合で実戦機会が少なく関選手も実戦機会が少なく、先発としてのスタミナが課題となっています。
巨人は千葉とも3軍が練習試合をしており、独立リーグ1年目と巨人が育成で指名する傾向が強い選手のため、指名候補としています。
【なぜこのような指名となったのか】
巨人はここ3年は育成1位で早期支配下が見込める大卒選手。それ以降は高卒や22歳以下の独立リーグ選手を指名しています。
このため当初は今年の育成ドラフトも1位は大卒、それ以降は高卒と22歳以下の独立リーグ選手で固めましたが、残念ながらその方針はあまりうまくいっていません。
特に投手は上手く行っておらず、この3年で2軍定着したのは園田選手のみ。野手は三塚、宇都宮、中田歩、竹下選手と2軍でも出場機会が増えている選手がいますが、投手は頭数がいるポジションにもかかわらず定着できていません。また駒田3軍監督をクビにしたため、育成選手の獲得方針も変わると予想しました。
投手は24年に高橋優、笠島、山﨑友、小沼選手が戦力外になったことで3軍の投手が足らなくなり、1年目の堀江、西川選手が先発でフル回転しました。今年も高橋礼、直江、今村、戸田選手が戦力外になり2軍先発が2人いなくなったため、さらに不足する恐れがあります。このため1年目から投げられる大卒選手の指名を育成1位以外でも実施しています。
一方で野手は比較的出てきているため、こちらは方針を変えていません。ただ大城元、重信、乙坂選手が戦力外となり、フェリス、ティマ、平山選手は内野起用も多いため、外野手を多めに指名しています。