読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

1年目からリリーフの速球右腕 東京ガス 松崎 公亮選手 社会人右腕投手

首都大学野球:武蔵大3-1帝京大>◇第3週第2日◇17日◇千葉・浦安市運動公園

武蔵大が最速149キロ右腕・松崎公亮投手(2年=聖徳学園)の好投で帝京大を下した。勝ち点を獲得し、日体大と並び首位タイとした。

9回をわずか2安打1失点。1四球でまとめた完投勝利に「ストレートの調子が良かったです。変化球を見せ球にカウントを取って、真っすぐで三振を狙いました」と振り返った。

この日は140キロ台の直球を中心に、スライダー、スプリットなどの変化球を混ぜ、相手打線に的を絞らせなかった。

10日の筑波大戦では大学入学後初の完封勝利を納めていた。2週連続の好投の要因を「ルーティーンを明確化出来たのが大きいと思います」と分析。1週間の練習メニューを固定した。

自分で過ごし方を考えた。「月曜・休み。火曜・軽くキャッチボール。水曜・遠投。木曜・普通のキャッチボール。金曜ブルペン入り、という感じです」。好投した感覚を土日の試合まで維持することが出来るようになったという。

チームはこれで1位タイ。大学初の1部優勝に向け「まずは次の桜美林大を倒して、東海、日体戦につなげられるように。頑張っていきます」と力を込めた。

 

【松崎選手の紹介】


www.youtube.com

185センチ85キロ 右投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジ・スプリット

 経歴:聖徳学園高ー武蔵大ー東京ガス

 

 セットから足を上げた後タメを作り、肘を小さく畳んだ状態でオーバースローの角度から振り込むフォームから最速152キロ、常時150前後のストレートを投げ込む右腕投手。130キロ台のスライダー、120キロ台のカーブ、130キロ前後のチェンジ、130キロ台のスプリットを投げ込んでいきます。

 武器は小さな腕の振りで投げ込める伸びのあるストレート。腕の振りが小さいため腕が出てからリリースされるまでが早く、打者は速球にタイミングが合わせづらく芯でとらえるのに苦労しています。そこに外に逃げるチェンジアップで大きくタイミングを外し打ち取っていきます。

 チームでは主に中継ぎで起用。日本選手権ではリリーフとして起用され、2試合2(1/3)回で2被安打2奪三振四死球2失点で防御率0.00(失点はタイブレークのランナー)となっています。

 大学では先発としても安定した成績を残しており、即戦力先発としての成長が期待されます。

【指名への課題】

 課題は変化球で安定してカウントが取れていないこと。松崎選手は腕の振りが小さいため球離れが早く、変化球の変化の始動が早いため打者に見逃されています。特にスプリットは真っすぐ落ちるタイプのため、リリースの早さが致命的となっており、打者が誘い込まれないどころか、ランナーがいる場面では捕逸を恐れて投げられない球となっています。

 通常のフォームからしっかりとタメを作って投げ込むフォームのためクイックになると再現性が下がり、スライダーが浮いてカウントを取れなくなっています。スプリットも抜けるため変化球で使える球がなくなり、武器のストレートも捉えられています。

 

 

【指名順位予想】

 社会人は先発でみれないと指名される可能性は非常に低く、松崎選手は現状ではリリーフ止まり。変化球もばらつきがあり安定した決め球にまで至っていないため、現状では指名漏れの可能性が高くなっています。

 先発として安定するにはスライダー・カーブ系の精度が上がり置きに行ける変化球がないと厳しいため、先発実績に加え、スライダーの精度向上。さらに決め球であるチェンジアップとスプリットがクイックでも抜けないことが必須となります。

 これらの課題を来年までにクリアするのは難しそうですが、社会人も即戦力先発として見込まれれば26歳までは指名されやすいため、全て4年目までにクリアすれば5~6位候補となります。