今回は2026年ドラフトにおける、巨人の指名予想をしていきます。条件は以下のようになっています。
- 支配下は6名、育成は5名で予想
- 高卒・大卒は現時点で進学・就職を表明している選手は対象外
- 指名予想は各順位2名ずつ。1位は1位とはずれ1位まで予想
- 指名順は現時点での2位で予想
今回は1~3位予想となります。
1位指名候補①:青山学院大 渡部 海選手 大卒右捕手
通算9本塁打、守備能力が高く鬼のような送球が評価される実戦向きの大卒捕手。チームでも4番を打つ打力があり、競合候補とされています。
1軍捕手は大城・岸田・甲斐・小林選手とおり即戦力捕手は補強候補から外していたものの、ここにきて甲斐選手が大失速。小林選手は打撃面の衰えが致命的で、岸田選手も守備面の課題が改善せず大城選手も今年で34歳と衰えが見えてくる年齢です。
そして若手捕手は山瀬選手はピリッとせず、坂本達選手は1年目ほど結果が残せず外野に回される場面もある状況。松井選手も骨折でリハビリ中と、若手も全体的に伸び悩んでいます。
来年からDHが始まるため、大城・岸田選手の調子次第ではDH起用も増えてくることから、大卒捕手で守備能力が高い渡部選手を候補としています。
1位指名候補②:富士大 角田 楓斗選手 大卒右腕投手
最速153キロ、常時150キロを連発できる先発投手。キレのあるスライダーとカットも武器であり、先発左腕は竹丸、山城選手を獲得し、若手でも井上、代木選手と出てきましたが、右腕は山崎・戸郷選手以外は安定性に欠ける西舘選手しかおらず、赤星選手も便利屋起用が多くなっています。
スタート時のローテは田中将、則本選手に支えられたものの、則本選手は失速。田中選手も年齢を考えれば来年計算できるか未知数です。山崎選手も故障が続いており、右の即戦力先発候補としての獲得です。
はずれ1位指名候補①:東京ガス 藤沢 涼介選手 社会人右外野手
通算7本塁打、バットを寝かせて構える独特のフォームが特徴の大型外野手。大型ながらセンターを守れる身体能力の高さも武器で、26年ドラフトの大卒・社会人野手の中では青山学院大・渡部選手に次ぐ候補です。
ただプロでも安定したセンターとして計算できるかと言われれば微妙なラインで、センタースタメンよりも、長打力がある右打ち外野手を補強するための指名です。浅野選手がヘルニアに加え半月板損傷で今後の育成方針も不透明であり、萩尾選手も伸び悩んでいます。
平山選手はセンター。藤澤選手は課題の長打力を補強するために両翼で起用。状況によっては攻撃的スタメンでセンター起用もあり得る選手です。
はずれ1位指名候補②:明治大 榊原 七斗選手 大卒左外野手
通算11本塁打、小柄ながらもパンチ力のある左打ちの外野手。今年のドラフト候補の中でもセンター守備の上手さは上位であり、巨人においても明確にセンタースタメンを想定しての獲得です。
170センチ台と小柄さはネックですが、肩と足がありしっかりと長打も残しています。小柄な外野手となると浅野選手がスラッガー方面に伸びようとして筋肉量を増やした結果故障の多さに繋がっている一方、171センチの浦田選手は1番バッターとして盗塁王を争うほどに結果を残しています。
榊原選手もスラッガーとして期待されるタイプでなく、1・2番バッターとしてチャンスメイクが求められるタイプのため、大きく筋力増量をする可能性は低いと考えられます。浦田選手の活躍もあり、明治大と巨人の関係も水野スカウト部長が榊原選手にコメントを残しているため、指名可能と考え候補としています。
2位指名候補①:東日本国際大 黒田 義信選手 大卒左外野手
通算7本塁打、走攻守で評価されるパワフルな外野手。リーグ通算3割越えに盗塁王も獲得しており、守備でも穴であるセンターやサードを守ることが出来る選手です。
巨人は高校時代からスカウトが何度もコメントを残しており、左打ち外野手は中山・佐々木・三塚選手といますが、どの選手も両翼がメイン。センタースタメン候補で打力と総力を期待しての獲得ですが、長打面やスイングの魅力は榊原選手や藤澤選手よりも物足りないため、1位が投手だった場合の2位指名となっています。
2位指名候補②:大阪商業大 星野 世那選手 大卒左腕投手
最速151キロ、ひじ痛から復活した左腕投手。決して派手とはいえる投球ではないものの、力感のないフォームから投げ込まれる伸びのあるストレートと2種類のチェンジが魅力。巨人・榑松伸介スカウトディレクターがストレートと変化球のキレを評価しています。
若手左腕は1位指名した竹丸選手に加え、井上・代木選手といるものの、2軍では候補すらいない状況。また左腕中継ぎも中川選手は離脱が多くなり1イニングを投げ抜けるシーンも減っていて、高梨選手も年々安定感が悪化。森田選手が中継ぎとして定着したものの、2軍でも北浦・松浦・宮原選手がいるが1軍戦力とは言えず、層の薄さは解消されていません。
そのため1年目は左腕中継ぎとして、それ以降はスタミナを評価し先発として育てていくための選手となります。
3位指名候補①:JR東日本 杉崎 成選手 社会人右内野手
通算10本塁打、社会人野手の中で長打力を評価される右打ち内野手。大学、社会人1年目まではファーストスタメンが多かったものの、2年目からはサードだった高橋慶選手がSBに指名され空いたため、サードでも起用されるようになっています。
サード守備はまだ無難といったレベルで、1軍ではまだ厳しいものですが、今の巨人はダルベック選手が不調になるとファーストスタメンが増田陸、大城選手になるほど薄く、来年から指名打者も始まるため、ダルベック選手は指名打者に回る可能性が高くなります。
コーナーの薄さは補強ポイントであり、右打ちで長打が打てる選手も少ないため、打力強化のための獲得となります。
3位指名候補②:立命館大 西野 啓也選手 大卒右捕手
遠投110m、強肩巧打の打撃が評価される右打ち捕手。今年は青学・渡部選手や亜細亜・前嶋選手、明治・福原選手、九産大・尾形選手と大卒捕手が豊作であり、西野選手はその中でも打撃評価が高い一方、守備面では強肩はあるものの即戦力といえるほどではなく、時間がかかる選手です。
3位は捕手層が課題の阪神が先に指名順となりますが、阪神の捕手事情を考えると守備評価の高い前嶋選手や実戦向きと評される福原選手を候補にすると予想し、1軍捕手層の世代交代となる2~3年後の1軍戦力を見据えています。


