読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

最速152キロの速球右腕  鍬原 拓也   中央大    大卒右腕投手

 

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東都大学野球、中大3-0東洋大」(12日、神宮球場

 今秋ドラフト候補右腕・鍬原拓也投手(4年・北陸)が14三振を奪う力投で今季2度目の完封勝利を挙げた。

 MAX151キロを計測した直球に、シンカーもさえて散発の4安打しか許さず。七回無死から5者連続三振を奪うなど、尻上がりに調子を上げた。

 開幕戦に続く完封星。「序盤は腕が振れていなかったので、途中からとにかく腕を振って投げていった。変化球の空振りが多かったので、取れる球で取っていこうと思った」と、快投を振り返った。

 高校時代は公式戦で16奪三振の経験があるが、「14個も取ったのは大学では初めて」。もっとも「球数が多くなるので三振はいらないです。1、2球で打ってほしい」と、苦笑いで本音をもらしていた。

中大のドラフト候補・鍬原、14K完封星/野球/デイリースポーツ online

 【鍬原選手の紹介】

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  175センチ78キロ右投げ右打ち。北陸高卒

 最速152キロ、常時140キロのストレートとシンカーを武器とし、他にもスライダー・カーブ・カットボールを武器とする。

 3年春までは主にリリーフ登板を経験し3年秋から本格的に先発転向。しかし課題のコントロールをなかなか改善できず、3年秋は7試合43イニング登板の中で死四球19という結果となりました。

 4年生春からは東洋大戦において完封を遂げるなど先発として結果を出し始めていますが、日体大戦では9回5死四球とコントロールについてはまだ波があるようです。


中大・鍬原 拓也が見事最終回を抑える 【中大 対 駒大1回戦】

【鍬原選手の課題】

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 課題としては前々からいわれているコントロールの悪さ。東洋大では9回2死四球完封としましたがまだ制球が改善されたとはいえず、今後の登板でもコンスタントに四球を出してしまう場合は即戦力とはみなされず指名順位もおちてしまいます。

 また先発転向からの期間がまだ短いため、リーグを投げきれるスタミナを備えているかどうかが未知数の部分が多く、先発投手として計算できるかどうかがはっきりすれば指名順位も大きく変わる選手になります。

 

【指名順位予想】

 指名順位としては3~4位と予想。最速152キロとシンカーを武器とすることは魅力的ですが、パワータイプでありながら175センチと小柄であることがマイナス材料。最終年度で先発として結果を残し、現状4個台の死四球率を2後半~3前半程度に抑えられれば、2位指名候補にも挙がってきます。