１日に巨人が阪神に負け、一方でＤｅｎａが勝利したため４位が確定、ＣＳを逃しました。第一次戦力外はシーズン最終試合となる３日ヤクルト戦後の４日が期限となりますので、戦力外選手を予想しようと思います。７名程度ドラフト指名することが明言されており、育成選手の支配化枠を考えれば１０人程度は戦力外が必要となります。
また今季は野手指名重視となっているため戦力外も野手が多くなることが予想されます。
それではまずは投手から予想したいと思います。
【戦力外候補①】江柄子 裕樹選手 右腕投手 ３０歳
１７年１軍成績 ２試合０勝０敗 ３イニング ５失点 防御率１５．００
１７年２軍成績 ５試合１勝１敗 １６.1/3イニング ７失点 防御率３．８６
１１年に東芝よりドラフト４位で巨人に入団。しかし今季は１軍で２試合のみで防御率１５点台。３０歳ということもあり今後の上昇も見込めず、現在では２・３軍でも７月２２日の西武戦を最後に登板もありません。残念ながら投手の戦力外候補筆頭となります。
【戦力外候補②】長谷川 潤選手 右腕投手 ２６歳
１７年１軍成績 登板なし
１７年２軍成績 ８試合３勝２敗３３.２/3イニング ２２失点 防御率５．３５
１５年育成ドラフト８位で入団後、ウーゴ選手と共に支配下登録。その後１軍登板も果たすも今季は２軍でも調子を落としアンダースローに挑戦するなど試行錯誤の最中。しかし１軍で使えるようになるにはまだまだ時間もかかり可能性も低い。再び育成契約に再契約されるか、それを受け入れられない場合戦力外となります。
【野手編】
【戦力外候補③】鬼屋敷 正人選手 ２６歳 捕手
出典：Yomiuri Giants Official Web Site
１７年１軍成績 登板なし
１７年２軍成績 ２試合３打数０安打０打点０ＨＲ死四球０ 打率.０００
１０年にドラフト２位で巨人に入団。しかし今季は３軍出場が大半でしかもＤＨ．今季は宇佐見選手が１軍で起用されるようになり田中選手が支配下登録。もはや捕手として期待されておらず、戦力外候補の一人となっています。
【戦力外候補④】 相川 亮二選手 ４１歳 捕手
１７年１軍成績 28試合３９打数５安打３打点０ＨＲ死四球１ 打率.１３５
相川選手に関しては現役引退→コーチ就任だと予想されます。実松選手は２軍で若手投手の育成。相川選手は田中・宇佐見・青山選手の技術指導を行っており、すでにコーチとしての側面が強くなっています。このまま現役引退し、３軍のバッテリーコーチもしくは育成コーチとなるでしょう。
【追記】３日に現役引退を発表しました。
巨人・相川亮二捕手（４１）が今季限りでの現役引退を決意し、親しい関係者に伝えていることが２日、分かった。横浜（現ＤｅＮＡ）、ヤクルト、巨人の３球団で活躍した現役最年長捕手が、マスクを脱ぐ。３日の古巣ヤクルトとの今季最終戦（神宮）が、現役最後の雄姿となる。
巨人・相川が引退へ…３球団渡り歩いた２３年、３日古巣との最終戦で最後の雄姿 （サンケイスポーツ） - Yahoo!ニュース
【戦力外候補⑤】柿澤 貴裕選手 ２８歳 内野手
出典：読売巨人軍公式サイト
１７年１軍成績 登板なし
１７年２軍成績 ７９試合２３３打席４６安打２９打点１ＨＲ２７死四球 打率.２３２
１６年に小山選手とのトレードで楽天から移籍。強打の内野手として期待されましたが１軍登板はなく、２軍成績もいまいちパッとしませんでした。戦力外→育成再契約が予想されます。
【戦力外候補⑥】藤村 大介選手 ２８歳 内野手
１７年１軍成績 登板なし
１７年２軍成績 １０３試合２４５打数５８安打１９打点１ＨＲ２９死四球打率.２７９
かつてはスピードスターと呼ばれましたが、今季は１軍登板０。今季は吉川尚選手を獲得し、セカンド候補も吉川・山本選手が台頭し出番が少なくなっています。かといって外野起用するには肩が弱く、今後も中堅であるため若手起用の妨げになっており、戦力外もしくはシーズンオフのトレードが予想されます。
【戦力外候補⑦】脇谷 亮太選手 ３６歳 内野手
１７年１軍成績 ５１試合６３打数１６安打０打点０ＨＲ３死四球 打率.２５４
高橋監督のお気に入りであり左の代打。裏を返せば高橋政権負の象徴であり、左の代打のみで長打もないという使い勝手の悪い状況になっています。もし阿部選手を来年左の代打として起用する場合、同じ高齢の左代打の脇谷選手は枠を圧迫するだけであり、球団としての若返りをアピールするために真っ先に切るべき選手となります。
【戦力外候補⑧】 和田 恋選手 ２２歳 外野手
１７年１軍成績 登板なし
１７年２軍成績 ３６試合８９打数１８安打１０打点０ＨＲ７死四球 打率.２２８
１７年に外野手に本格挑戦。ただ今季も３軍での登板が大半で、守備難が改善されず１軍での起用の目処も立っていません。そのため戦力外→育成再契約としてもう１年。そこでも駄目なら戦力外となる形となるでしょう。
【戦力外候補⑨】松本 哲也選手 ３３歳 外野手
１７年１軍成績 登板なし
１７年２軍成績 ９８試合２７１打数６９安打２１打点０ＨＲ２０死四球 打率.２６８
かつて「育成の星」と呼ばれ、０９年に最優秀新人賞とＧＧ賞を獲得した選手ですが、翌年の怪我以降年々出場試合数が減っていき、とうとう今季は１軍登板なし。２軍でも後半からは代打・守備固め出場が多くなり、今年で３３歳と年齢でも厳しいものとなってきました。若返りを図りたい巨人にとっては俊足巧打だが守備も劣化し、似たタイプの選手も多いため、戦力外候補の一人となるでしょう。
ただ今季の成績を見ると巨人としてはそのまま外野守備コーチを用意すると思いますが、本人は現役続行を望む可能性があります。
追記 今季限りで引退を発表しました。
巨人・松本哲也外野手（３３）が今季限りでの現役引退を決意したことが５日、分かった。「引退することを決めました」と明らかにした。一両日中に会見して表明する。今季はイースタン・リーグで９９試合に出場し、打率・２８８の成績を残していたが、１軍昇格はなかった。
【戦力外候補⑩】堂上 剛裕選手 ３２歳 外野手
１７年１軍成績 登板なし
１７年２軍成績 １０１試合３０８打数８０安打３２打点４ＨＲ３０死四球 打率.２８８
１４年に中日戦力外より巨人に育成契約。春季キャンプで結果を残し支配下登録。長打力を誇る左の代打として活躍しました。しかし今季は１軍登板がなく２軍でも不調の期間が続きました。８月から打撃好調となるも１軍昇格はなし。守備難で打撃に安定性がなく、年齢も来年３３歳と衰えが目立つようになるため、戦力外が濃厚です。
【戦力外候補⑪】ギャレット・ジョーンズ ３６歳 外野手
１７年１軍成績 登板なし
１７年２軍成績５７試合１７９打数４２安打３７打点１１ＨＲ２５死四球 打率.２７５
今季はマギー選手の台頭で外国人枠の都合から１軍登板なし。現在本国に帰国しており、そのまま退団が濃厚となっています。
ここに引退を表明した片岡選手を含め支配下枠は１２人空くこととなります。外国人補強に１枠。ドラフト指名に７枠。育成支配下枠で３枠。余剰枠で１枠となります。
では次回は育成戦力外となります。
