巨人からドラフト7位指名された奈良学園大の村上海斗(かいと)外野手(22)が11日、憧れの阪神・糸井級の“宇宙人”ぶりを披露した。大阪市内のホテルで、契約金3000万円、年俸800万円で仮契約したニューフェースは、名前の由来を聞かれると「小さい頃に母に聞いたことがあるんですけど、忘れました。後で聞いておきます」と大きな声で珍回答。会見場は爆笑の渦に包まれた。
50メートル5秒8の俊足と遠投110メートルの強肩に加えて天然な性格も魅力(?)だ。同大の酒井真二監督(40)は「相手投手のタイプの話をしていて村上はずっと『スクリューウォーター』って連呼してて。本人は『スリークオーター』って言いたかったんでしょうけどね…」と逸話も明かした。
高校では最速145キロの投手だったが、大学で転向。同じく投手から野手になり、開花した「糸井選手のようになりたい」と村上。プレーでも“超人”を目指す。
【村上選手の紹介】
身体能力と丈夫さが売りの大型外野手。すり足フォームで通算6本ながら潜在的な長打力と俊足と強肩を評価されており、大学では主にライト・レフトを守っていました。
巨人では外野手の高齢化、大型野手不足のため右の大型外野手として獲得され、すでに守備と走塁は1軍レベルと評価されています。
【一軍スタメンへの課題】
奈良学園が所属するリーグは強豪とはいえず、その中でも打率を残せていないため、スカウトからも打撃が課題とされています。特にすり足フォームはタイミングが取りづらく、フォーム改造を求められる可能性が高いため、すぐに1軍起用となるのは厳しいでしょう。
そのため今期は二軍で打撃改造に取り組み、シーズン後半から来期に出てくるのが理想となります。