読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

脅威の三振率の低さを誇る身体能力外野手 立命大 辰己涼介選手 大卒左外野手

東都大学リーグの亜大が10日、東京・日の出町の同大グラウンドで関西学生リーグの立命大とオープン戦を行い、両チームのドラフト候補がどでかい1発を放った。

 亜大4番の頓宮裕真捕手(3年=岡山理大付)は、4、6回と詰まりながら安打にすると7回にソロ本塁打を放った。バットの先で変化球をすくい上げると、打球は楽に左翼フェンスを越えた。捕手としては盗塁も刺したが「まだまだです。チームも守備が課題なので。自分としては下半身を鍛えた効果は出てきたかもしれませんが、打撃も試行錯誤です」と控えめだった。

 一方の立命大・辰己涼介中堅手(3年=社)は守備で魅了した。8回2死二塁で中前へ飛んできた打球を本塁へノーバウンド返球。「レーザービーム」にスタンドが湧いた。打撃では6回に左中間へソロ本塁打、7回には右前安打を放ち、広角へ打ち分けた。試合は5-6で敗れた。

 

プロ注目亜大・頓宮、立命大・辰己ともに特大アーチ - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

 

 

【辰己選手の紹介】


2016/7/17 辰己涼介 (大学日本代表/立命館) 日米大学野球で151km/hをバックスクリーンへ本塁打 2年生

 180センチ73キロ  右投げ左うち

 ポジション:ライト・センター 遠投130m

 今季大卒外野手の注目株の一人。強肩と脅威の三振率の低さが武器のアベレージヒッター。足も速くライト・センターを守れる左の身体能力型外野手となります。

 打撃についてはパワーよりもミートと足で二塁打を狙うタイプであり、大学通算本塁打は10本程度と決して数は多くありませんが、日米大学野球でも150キロ台のストレートを振りぬきホームランにするなど、今後の伸び次第で長打面も期待できる選手です。

 

 

【指名への課題】

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  左の外野手でパワー面の長打力が期待できないのは指名の足を引っ張る要素であり、

立命大が所属する関西大学リーグは強豪校が少なく、東都大学リーグや東京6大学野球のリーグ成績と比べると、指名順位を大きく上げるほどの影響はありません。アベレージタイプではありますが、一方で四球数が高くなく出塁率も3割程度のため、飛出た成績を残せていないのが現状です。

 また日米大学野球や全国大会の成績は決して好成績とはいえず、日米大学については三振率も悪化しているため、全国クラス・パワータイプピッチャーに対し成績を残せるかが鍵となります。Dena1位指名の立命大・東選手は全国大会や日米・ユニバシアードで好成績を残したからこそ評価が急上昇し、1位指名にまで上り詰めています。

 左の巧打者タイプ外野手は指名順位が低くなるため、長打力をアピールしながら現状のミート力を維持できればスカウトに長打面の伸びしろ有りとして上位指名になりますが、これで三振率が悪化すれば巧打者タイプとして評価されてしまい、上位指名は厳しくなります。

 

【指名順位予想】

 今季は高卒にスラッガー候補、大学・社会人に即戦力投手が多いため、多くの球団はそちらを優先するため、現状のアベレージヒッター外野手の辰己選手の優先順位は低くなっています。そのため指名順位は3位~4位前半と予想されます。

 現状では巧打者の身体能力外野手止まりであるため、首位打者もしくは長打力のアピールが続けば2位指名に上り詰めますが、1位指名にまで上がるのは厳しいと思われます。