読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

常時140中盤の速球左腕 富士大 佐々木 健選手  大卒左腕投手

 

輝かしい“勲章”を胸に、佐々木が全国舞台での“奮投”を誓った。

 「代表候補に選ばれたのは光栄だしうれしいが、それに恥ずかしくない投球をしたい。最低1試合でも完投して、優勝したい」

 8日、7月の日米大学選手権(米国)などに出場する大学日本代表の選考合宿に参加する42選手の1人に名を連ねた。

 4年生となった今季は4試合に先発し3勝1敗、防御率1・77。同期で同じ左腕のドラフト候補、鈴木翔天(そら)投手が注目されていたが、左肘痛のためリーグ戦は登板なし。佐々木は穴を埋める活躍でチームのリーグ9連覇に貢献。「富士大にはいい左投手が2人いると思わせたい」と鼻息は荒い。

富士大・佐々木、さぁリベンジ舞台!全日本大学野球選手権11日初戦/東北スポーツ (3/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

 

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【佐々木選手について】

 179センチ84キロ 左投げ左打ち

 変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

 

   最速152キロ、常時140キロ台の球速を誇る。足をゆっくりと上げ、体の後ろからスリークォーター気味のフォームでストレートを主体に攻めていく左腕先発。主にストレートで空振りを奪い、変化球は空振りを奪うよりも芯をはずし打ち取るものがメインとなります。魅力はそのキレのあるストレートであり、右打者相手にストレートのみで三球三振を奪えるほどの力を持っています。

 

 リーグでは主にリリーフとして起用。登板数は決して多いほうではなく、通算成績も安定したものではなかったものの、4年春に鈴木選手の離脱もあり先発起用。結果として5試合3勝1敗で防御率1点台を記録し全国大会進出に貢献する活躍を見せました。

  


2018/6/12 佐々木健 (富士大学) 4年生 サウスポー 大学選手権/中京大学戦より 2018年 ドラフト候補

【指名への課題】

  右打者に対してはストレートとカーブで押していける一方、左打者に対し球数を増やしてしまうことがあり、特に外へ逃げる変化球・落ちる球で空振りを奪えず、ストレートでごり押ししカウントを悪くする場面が見られました。

 またコントロールも決していいほうではなく高めに集まる傾向があり、大学野球のゾーンの広さに助けられています。クイック時は球速はあまり落ちませんがコントロールが悪化し、変化球が決まらなくなります。

 投球パターンについても決め球となる変化球がないためどうしてもストレート押しになるのもマイナスポイント。変化球の精度も改善の余地があります。

 

 

【指名順位予想】

 魅力あるストレートがあるが、実績も含めそれ以外で課題が多い選手。素材型評価となり4位~5位評価となります。

 中継ぎでは左腕相手だと投球が難しくなりランナーを出しクイックで乱れ自滅していく可能性があるため、中継ぎではワンポイントとなってしまいます。そのため2~3年2軍漬けにし、終盤まで球速が落ちないストレートを活かし先発として育てたい選手となります。