読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

守備評価も高い巧打のサード 富士大  佐藤 龍世選手 大卒右内野手

報知新聞社後援 第67回全日本大学野球選手権第2日 ▽1回戦 中京大4―2富士大(12日・神宮)

 プロ注目のスラッガーで富士大の佐藤龍世三塁手(4年・北海)が、6回1死三塁から左中間へ一時は同点となる適時二塁打を放った。

 佐藤龍は、平昌五輪スピードスケート女子団体追い抜きで金メダるを獲得した佐藤綾乃(21)のいとこ。この試合チーム唯一の2安打で4番の役割を果たしたが、富士大は中京大の大内公貴投手(4年・栄徳)に6安打2得点だった。「チーム全体で2点しか取れていない。5点は取らないといけないです」と猛省した。

 大内は変化球が多いため、富士大は逆方向への意識を徹底。ビデオで毎日、研究した。「緩急があった。やはり全国クラスの投手を打たないといけない」と唇をかんだ。

 佐藤龍は3年の春季リーグ戦で首位打者と最多本塁打を獲得している。

 

【大学選手権】富士大、平昌五輪金メダリスト・佐藤綾乃のいとこ・龍世が奮闘 : スポーツ報知

 

 

 

【佐藤選手の紹介】

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 175センチ78キロ  右投げ右打ち

 ポジション:サード

 

 富士大学にて4番をつとめる右のサード。あまり足を上げず、かなりベースによって構えるのが特徴であり、現在セカンド・ショート守備にも挑戦しているものの、スタメンとしてはサード起用が大半となっている。

 売りはミート技術と安定した守備であり、打撃については通算5本塁打本塁打数は決して多くないが、3年春には首位打者、秋には最多打点を記録するなど勝負強さも披露しています。高めを上手く引っ張れ、変化球をすくい上げ長打に出来る打撃技術は魅力となっています。

 守備については球際につよくゴロ処理も安定しています。肩もサードとしては十分な強さであり、送球も安定しています。

 


2018/6/12 佐藤龍世 (富士大学) 大学選手権/中京大学戦 2本の左中間二塁打 4年生 2018年 ドラフト候補

【指名への課題】

 セカンド・ショートこそ練習しているものの足が速いほうではなく、このポジションについてはプロ入り後起用できる見込みは薄いため、プロ入り後もサード起用がメインとなります。

 巧打型の大卒・社会人内野手はショートが出来るかどうかが順位に大きく左右するため、ショートができないとなると上位指名は難しくなります。

 

 西武・山川選手のように中型でもそれを補えるほどのパワーを備えているならば上位指名を狙えますが、佐藤選手については打撃についてはまだ課題もあり、175センチ78キロとがっしりとしたタイプでないため、パワー面についても高い評価は得ていません。

 打撃も技術こそあるものの、技術があるゆえに変に構えてしまい、甘い球を見逃し難しい当たりに手を出してしまう場面も見られます。打撃についてはまだまだ改善すべき点もあり、将来的に1軍で起用できる目処はたつが2軍で鍛える必要はある選手となっています。

 

【指名順位予想】

 光るものはあるが打撃面で即戦力といえず、一方で守備は一定の評価を得ているため将来的に1軍戦力として起用しやすい選手となっています。

 また多和田・山川選手などここ最近富士大出身選手がプロ入り後結果を残しているため、富士大出身というブランドも評価に影響しています。

 このため指名順位についてはショート起用が見込めないことと打撃課題がマイナスポイント、守備・富士大ブランドがプラスポイントとして5~6位が指名順位となります。

 残りの4年秋のリーグで本塁打を何本打てるかが指名順位上昇の鍵となります。