東京六大学野球春季リーグのベストナインが4日、担当記者15人の投票で決まり、優勝した慶大から郡司と河合の2人が選ばれた。郡司と田中誠(立大)は2度目の受賞で、残る7人は初受賞。遊撃手の渡辺佳(明大)は過去に三塁手で2度受賞。ベストナインは次の通り。
投手 田中誠也(立大)▽捕手 郡司裕也(慶大)▽一塁手 中山翔太(法大)▽二塁手 吉田有輝(明大)▽三塁手 森下智之(明大)▽遊撃手 渡辺佳明(明大)▽外野手 河合大樹(慶大)、越智達矢(明大)、向山基生(法大)
【越智選手の紹介】
178センチ78キロ 右投げ右打ち
ポジション:ライト
明治大では4・5番を打つスラッガー。高校通算47号・大学通算4本と大学成績は物足らないものがあるが、4年春にそのうちの3本を稼いでおり、4年春は47打数17安打打率.362でベストナインを獲得しています。
また4番ながら足も速く、50m6秒1でベストナインをとった4年春は5盗塁を記録。前の打順に座る逢沢選手とともに相手をかき回す機動野球も披露しています。
明治大学 越智 達矢 選手(丹原高)【4年】:東京六大学野球2018春季リーグ戦【星野仙一氏追悼試合】
【指名への課題】
守備はライトを守っているものの技術自体は平凡であり、特別上手いわけではありません。また遠投100mとライトとしては少し物足りない肩であり、送球精度もあまり高くないため、守備としては無難にこなせるといったものとなっています。このためプロ入り後はライトでなくレフトに回される可能性があります。
しかし無難レベルの守備に対して打撃は大学後中距離打者となっており、守備に目を瞑って起用できる打撃力はなく、起用は難しくなっています。
【指名順位予想】
現状の評価としては指名漏れの可能性が高くなっています。最後の秋リーグに再びベストナインを獲得できればまだ可能性は見えてきますが、守備が無難で長距離型でないとなると起用できる機会も限られるため、打率だけでなく長打力のアピールは必須となります。