読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

パワーのある投手 JX-ENEOS 柏原 史陽選手  2017年解禁済社会人右腕投手

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三菱日立パワーシステムズの右腕・柏原(JX-ENEOSから補強)が1球に泣いた。本大会初先発だったが、150キロ近い速球にスライダーやカットボールを交え、六回まではNTT東日本打線を2安打に抑えた。落とし穴は七回。長沢にカウント2-1から、真ん中に入ったカットボールを左翼席へ運ばれた。同大出身の3年目。「先頭を出したくないと思って制球が甘くなった。先に点を与えなければ、その後の展開も変わったはず」と失投を悔いた。

都市対抗野球:好投の柏原、1球に泣く 三菱日立 - 毎日新聞

 

 

 

 

【柏原選手の紹介】


www.youtube.com

 175センチ80キロ 右投げ右打ち

 変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

  経歴:桐光学園同志社大学ーJX-ENEOS

 解禁年:2017年

 

 ノーワインドアップから右足を上げた後グラブを前に突き出し、最速151キロ、常時140中盤のストレートを繰り出す。しかしストレートは先発で常時140中盤と球威はあるものの制球は悪く、抜け球が多くなっています。

 一方でスライダーやチェンジアップの制球は安定しているため、ストレート主体でカウントが悪くなると変化球がカウントを稼ぐようになる。このためストレート攻めと思いきや変化球主体になることが多くなっています。

 

【指名への課題】

   常時145~150のストレートが武器ですが、そのストレートのコントロールが悪く、大きく逸れる球が殆どでしたでした。なまじ荒れ球なため、コースに決まれば多くが見逃しや振り遅れを奪えますが、現状ではカウントを悪くすることが多くなっています。
 このため変化球でカウントを整えますが、カウントが悪くなれば変化球待ちに絞りこむことが出来るため、ストレートの制球が向上しない限り戦力としてみるには非常に不安定となります。
 

【指名順位予想】

   ストレートは現状では改善しておらず、球を見られる攻めをされれば自滅の危険が高い選手となります。このため先発・中継ぎどちらでも計算できず、大卒社会人で指名解禁済のため、年齢面からも即戦力でないと指名は期待できません。
   このため指名漏れが濃厚となります。