読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

コントロール抜群のスライダーが武器 石岡一高  岩本 大地選手 高卒右腕投手

 

第91回選抜高等学校野球大会第3日第2試合(盛岡大付3x-2石岡一=延長十一回、25日、甲子園)2015年の松山東(愛媛)以来となる21世紀枠出場校の勝利はならなかった。石岡一・岩本大地投手(3年)は、延長十一回1死満塁から詰まらせたゴロを自ら処理して本塁へ投げたが、悪送球となってサヨナラ負け。「(送球を)焦った感じ。あと一歩までいったが、終盤は楽しめなかった」と肩を落とした。

 三回に1点を先制し、九回に待望の追加点を奪った。八回までに11三振を奪い、2安打無失点に抑えていた右腕は、甲子園初勝利目前の九回2死二、三塁で打者を追い込んでから同点打を浴び、延長で力尽きた。

 「レベルの高さを知った。夏にもう一度ここでやりたい」と岩本。試合前に「アクシデントがないと岩本は代えない」と語っていた川井監督は、170球を投げたエースを「ベストを尽くしてくれた。素晴らしい甲子園で戦えることと悔しさを経験した」とたたえた。

石岡一、あと1球で“金星”逃げた…エース岩本は170球力尽く/センバツ - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

 

 

【岩本選手の紹介】

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175センチ80キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

 

 ノーワインドアップからあまりタメを作らず、しなやかに腕を振るくせのないフォームから最速147キロ、常時140前後のストレートとスライダーを武器とする右腕投手。スライダーの他にも落差のある110キロ台のカーブにチェンジアップ、スプリットを投げます。特にスライダーのコントロールが良く、ストレート一本で結果が出せなかったときに変化球の重要性に気付き習得した手元で曲がるスライダーとなります。

 ストレートを主体にアウトコースへのカーブで緩急を作り、打者の手元で曲がるスライダーで空振りを奪います。


【2019高校生ドラフト候補紹介】#4 岩本大地(石岡一)

 

【指名への課題】

 スタミナが切れてくるとストレートが高めに抜けるようになり、カーブも真ん中に集まるかベース前でワンバウンドするほど大きくはずれ、カウントを悪くしがちとなります。こうなるとストレートとスライダー頼みになるため、操れる球種を増やし狙い球を絞らせないことが重要となります。

  また低めに落ちる球はあまり制御できておらず、低め変化球のゾーンはあまり振ってもらえず捕手が逸らしかけるようなバウンドが非常に多くなっています。このためランナーが出れば低めに落ちる変化球は使いにくくなるため、変化球全体の精度アップが必要となります。

 

【指名順位予想】

  高卒として重要な評価ポイントである伸び代ですが、あまり身長がないことがマイナス材料となります。ただフォームに癖がなく、コントロールがよくストレートの伸びもよいため先発・中継ぎともにある程度計算できる選手にはなりそうですが、絶対的エースと見るにはまだ足りないものも多いため、上位候補として見れるほどの素材ではありません。今後は平均球速アップと変化球の精度アップが指名順位上昇の鍵となります。

 このため現状では5~6位の下位指名候補となります。もし球速が平均140前後で安定するようになれば順位は一つ上がります。