明豊(大分)が札幌大谷(北海道)に競り勝ち、春の甲子園初の8強入りを決めた。

先発の両左腕が無難に立ち上がった。札幌大谷の阿部剣友投手(2年)は身長197センチ。長いリーチを生かしたクロスファイアで押し、3回まで被安打1。明豊の若杉晟汰投手もボールが低めに集まり、スライダーを打者の手元で鋭く曲げ、3回まで1安打に抑えた。

札幌大谷は4回無死一塁から継投に入り、2番手は右サイドハンドの太田流星投手(3年)。2死二塁となり、明豊の4番の野辺優汰内野手(3年)が右中間を深々と破る適時三塁打を放り、先制した。5回は若杉が自ら中前適時打を放ち追加点を奪った。札幌大谷は6回に1点をかえし、接戦のまま終盤へ。

明豊は好投の若杉を7回で交代し、8回から大畑蓮投手(3年)を送った。大畑は140キロ台の角度のある直球で抑え込み、明豊が明治神宮大会優勝の札幌大谷を退けた。

明豊が初の春8強 神宮王者の札幌大谷破る - 高校野球 : 日刊スポーツ