読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

失明の危機から復活した投手 立教大 江口 奨理選手 大卒左腕投手

 

東京六大学野球秋季リーグ第2週第3日(17日、立大7-1東大、神宮)東京六大学野球秋季リーグ戦第2週第2日は17日、東京・神宮球場で行われ、第1試合は、立大が東大を7-1で下し、連勝で勝ち点1を挙げた。

 東大に先制された立大は、三回に追いつき、五回に6番・藤野隼大捕手(3年)の二塁内野安打で勝ち越し、六、七、八回にも加点し、川端健斗投手(1年)-江口奨理投手(3年)の左腕リレーで抑えた。

立大が東大に連勝 川端-江口の左腕リレー/東京六大学 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

 

 

【江口選手の紹介】

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174センチ70キロ 左投げ左打ち

変化球」スライダー・カーブ・チェンジアップ・カットボール

 

 セットポジションからしなやかに腕を振るフォームから最速142キロ、常時130前半のストレートを投げ込む左腕投手。当初は中継ぎとして起用されることが多かったものの、4年より先発としても起用されるようになっています。

 武器はしなやかな腕の振りから投げるストレートと左打者から逃げるように横にも変化するスライダー。低めに集めたストレートでカウントを整え、低めを狙ってきた相手をスライダーで空振りを奪います。

 選手として決して順風満帆だったわけではなく、高校1年時に突然右目が見えなくなる状態となり、原因もわからず野球部を辞めようとしたときもあったものの、リハビリの甲斐あって2年夏に視力が回復し3年には浦和学院のエースとして投げぬきました。

 しかし大学2年時に今度は肩痛を発症し1年間投げられない日々が続くなど故障に悩まされながらも通算15試合に登板し防御率3.00との成績を残しています。


2018/4/1 江口奨理 (立教大学) 3年春 サウスポー 社会人対抗戦/JFE東日本より

 

【指名への課題】

 武器となるスライダーですが、平均球速は120キロ前半とあまり球速がないほうではなく、変化も比較的早めに変化するため、見送られてしまうことや掬い上げられてヒットにされてしまうことも多くなっています。

 

 またストレートも高めに抜けることもあるため基本的にカウントはボールカウント多めになり球数が増えています。中継ぎとして起用された際はある程度安定していますが、先発として登板した2試合はともに3イニングもたずに降板しています。このため先発として計算するのは難しく、即戦力としてみるにも大きな特徴がない状態となっています。

 

【指名順位予想】

 先発として計算するには先発時に5回持たずに降板しているのはマイナスポイントとなり、中継ぎとして評価するにも武器のスライダーを左打者に捉えられており奪三振数もあまり高くないため、中継ぎとしてみるならもっと球速が欲しいところです。これがあまりタメのないフォームならば体感で速く感じて脅威にもなるかもしれませんが、大きく振りかぶるフォームのため体感としてもあまり速く感じられません。

 大学生を中継ぎとして評価するには防御率2点台以下か左右どちらかに安定した成績を残しておく必要があるため、現状では指名漏れの可能性が高い選手となります。