読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

角度ある長身右腕 創価大 望月 大希選手 大卒右腕投手

 

<全日本大学野球選手権:東北福祉大1-0創価大>◇11日◇2回戦◇東京ドーム

昨年の覇者相手に散発2安打、ソロホームランの1失点に抑えた創価大先発の望月大希(4年=市船橋)は堂々の敗戦の弁だった。

「日本一チームに通用するとわかりました。あとはあの打たれたインコースのボールをどうするかです」。惜敗だが「打たれたのは自分のせい。チームにはよく守ってくれてありがとうと言いました」と潔かった。

創価大・望月は敗戦も堂々、昨年覇者を散発2安打 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

 

 

【望月選手の紹介】

 

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186センチ83キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・ツーシーム

 

 セットポジションからおおきく足を上げた後一度タメを作り、そこから上半身をひねりオーバースローのように投げおろすライアン小川選手にも似たタイミングの取り方をするフォームから最速146キロ、常時140前後のストレートを投げ込む右腕投手。決して球速は速くないものの、長身から投げおろすストレートは球速以上の速さとパワーを秘めており、高めに抜けた球でも押し込まれゴロを量産します。加えて落差のある縦のスライダーにスライダーよりも変化量が大きく球速の遅いカーブでタイミングを外し打ち取っていきます。特に変化球のコントロールがよく、スライダーとカーブは見逃しを奪う球に引っ掛けさせる球としても使うことができており、カウントを整える球として抜群の制球力を誇ります。

 創価大に入学後体重を20キロ以上も増量しており、2年時に投球ができない期間に大きく増量。筋力トレーニングにも励み肉体改造に成功しています。投手向きの体つきをしており、今後の伸びしろを期待される投手の一人となっています。


2019/04/20 創価大・望月大希投手

 

【指名への課題】

 持ち味であるストレートのコントロールが決まるときと抜けるときとはっきりしておりまだまだ不安定であることが課題となります。インコースに角度あるストレートをガンガン投げ込んでいく投球スタイルですが、ストレートのコントロールの問題で死球も出しています。

 

 変化球も縦のカーブとスライダーが多く、スプリットは10球に1球投げるかどうかといった球のため、変化球は似たような軌道を描くスライダー・カーブに絞られます。ストレートが高めに抜けることも多いため、カウントが悪くなった時にはカーブ・スライダー頼りになってしまうのが今後の課題となります。

 

【指名順位予想】

 まだまだ体は細く、先発としてみるにはストレートのばらつきと変化球の球種の少なさが課題となります。ただ指にかかった時の角度あるストレートに変化球のコントロールと落差は高く評価される点であり、素材型投手としての評価となります。

 

 このため指名順位としては6~7位の下位指名候補となります。リーグ成績もそれなりによく光るものと強力な武器となる球がありますが、まだ体の線が細く体づくりに時間がかかることと、変化球の球種が少ないため幅を広げることが求められることから、時間がかかるとして下位としています。