読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

新たな星稜のエース候補 星稜 荻原 吟哉選手 高卒右腕投手

◆招待試合・第1試合 星稜10―2尽誠学園=7回コールド=(レクザムベースボールパーク丸亀)

 来春のセンバツ高校野球(3月19日開幕、甲子園)出場が濃厚な星稜が24日、前日に続き香川・丸亀市で同県高野連招待試合を行った。第1試合では四国大会準優勝でセンバツ“当確”の尽誠学園に10―2の7回コールドで快勝。3回、背番号16の9番・松本笙(しょう)左翼手(2年)が左越え満塁本塁打を放った。第2試合では秋季香川大会3位の英明に7―3で勝利し、令和元年最後の対外試合を、連勝で飾った。

 「打の星稜」で、令和元年を締めた。ともにセンバツ出場が濃厚な尽誠学園を相手に2―2で迎えた3回。1死一、三塁から6番・倉知由幸右翼手(2年)の左前適時打で勝ち越すと、2死満塁から9番・松本の特大満塁弾で突き放した。

 続く4回にも右前適時打を放ち、3打数3安打5打点と大活躍の松本は「甘い球が来たら思い切り振ろうと思っていた。よかったです」と破顔した。新チーム始動後に左肩を負傷し、約1か月戦列を離脱。北信越大会と明治神宮大会ではメンバー入りも、今秋公式戦は通算2打数1安打に終わった。「外野は層も厚いが、冬場に追い込んで上(レギュラー)で戦える選手になりたい」と松本。来春の1ケタ背番号を目指す。

 センバツで対戦する可能性もある相手に「圧倒して勝つ」と臨んだ。6回12安打10得点と打撃で圧倒した内容に、エースの荻原吟哉(2年)は「コールドできたことは大きい」と手応え。自身は犠打野選と押し出し四球で2失点したが「真っすぐで打たせたりカウントを取ることができたことは収穫」と話した。

星稜、センバツ“当確”の尽誠学園に10点7回コールド…新戦力・松本が特大の満塁弾 : スポーツ報知

 

 

【萩原選手の紹介】


2018/11/13 荻原吟哉 (星稜高校) 1年秋 神宮大会決勝/札幌大谷戦

170センチ70キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

 

ノーワインドアップから跳ねるように躍動感のあるフォームから最速141キロ、常時130後半のストレートを投げる右腕投手。武器はきれのある曲がり方をする縦のスライダーであり、カーブのような落差で落ちコントロールもよいことからイン・アウトコース問わずガンガン投げ込んでいきます。

 

【指名への課題】

  スライダーが決め球のため、スライダーをガンガン投げ込んでいきますが、あまりにも多投してしまうため、キレがあっても2巡目にはタイミングを合わせられて痛打されています。ストレートが高めに抜けることがままあり、球速も130中盤のため高めに抜けた球に釣られることがないこともスライダー多投の理由となっていました。またスライダーは弧を描いてゾーンに行くため、タイミングさえ合えば芯にあてられなくても引っ張って内野を抜けるヒットを量産されています。

 

  チェンジアップに切り替えてからは引っ張りを狙う打者から安定して空振りを奪えていたため、今後はチェンジアップをいかすためにストレートが高めに抜けないようにするのが課題となります。

 

【指名順位予想】

  変化球のコントロールはよいため、今後はストレートのコントロールがどれだけ改善するかにかかっています。あまり身長がなくストレートの球速が140に届かないことも多いことから、3年生で球速の伸びがあまりなければ、伸び代が低いと判断され指名漏れとなる可能性が高くなっています。

 

 また19年に奥川・山瀬選手がプロに進み、今年も強肩捕手として安定すれば上位も狙える内山選手もいます。このため強豪大学・社会人チームとのパイプのためにプロ志望を出さず、コントロールをそのままに球速を伸ばし将来上位指名を狙う可能性もあります。

 もしこのまま変化球のキレそのままに球速が伸びれば5~6位が指名候補となります。