読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2020年第2回読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成8位~10位】

 

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 今回は最後となる育成7~10位、そして指名の振り返りとなります。

 

 

 

 

 【育成8位指名候補①】名古屋学院大  宮本ジョセフ拳選手 大卒右外野手

 

 秋のリーグでは2戦連続先頭打者ホームランでそのパワーをみせつけた右の外野手。長打に加え盗塁を記録する俊足も売りであり、高い身体能力を保持しています。2部リーグということでリーグ成績の評価の低さを踏まえての順位となっており、巨人としては外野手の底上げのための獲得となります。

 

【育成8位指名候補②】信濃グランセローズ 名取 泰誠選手 独立リーグ左腕投手


2016年8月14日 信濃グランセローズ 名取泰誠投手

   小さな腕の振りの横手投げが特徴の左腕投手。主に中継ぎで起用され10試合で失点2で防御率1点台を誇る。コントロール良く投げ込めるのが強みであり、巨人としては左中継ぎの補強となります。ファームの中継ぎがコマ不足のため、1年目からガンガン投げ込んでいける投手であり、高梨・中川・大江と左の変則フォームの先例があrことからさらなるレベルアップも期待できます。ただ独立リーグ6年目と長く、今年で24歳と大卒社会人と同じであることからこの順位としています。

 

 

 

【育成9位指名候補①】京都先端科学大 喜多 隆介選手 大卒右捕手

 


 元投手で二塁送球タイム1.87秒を記録する強肩捕手。現状打撃に課題があり、さらにスローイングもまだ癖があるなど複数の課題があることに加え、出身大学の知名度を考えても支配下指名の可能性は低いと考えられます。

 今年捕手を2~3名獲得する方針を示しており、高卒2名獲得はさすがに年齢バランスが偏ることから高卒1、大卒or独立リーグ1と考えられます。

 

【育成9位指名候補②】国士舘大 赤羽 陸選手 大卒右腕投手


2019/10/09 国士舘大・赤羽 陸投手


 最速146キロの右腕投手。制球に課題を持つものの、巨人は中継ぎ適性を評価しています。中継ぎが特に頭数が足りていないため、中継ぎの底上げのための獲得なります。

【育成10位指名候補①】京都工芸繊維大学 河野 翔太選手 大卒右腕投手

 

 最速145キロ、内野手兼投手としてチームを支えていた選手。自粛期間のトレーニングで最速を3キロアップさせており、大きな肩の故障もないことから原石タイプの選手となります。

 巨人・オリックス独立リーグトライアウトを受験しており、今年の入団テストは5名が指名候補に残っているため候補としています。ただ一年浪人しており来年で24歳となるため、順位はかなり低めとなっています。

 

 

【育成10位指名候補②】 新潟アルビレックス 海老塚 耕作選手 独立リーグ右腕投手


2019年6月9日 新潟アルビレックスBC 海老塚耕作投手

 独立リーグ2年目の大卒投手。1年目はリリーフとして圧巻の成績を残したものの、今年になりチームの先発の柱だった長谷川選手が日本ハム入り、中西選手が引退したことで先発起用されています。しかし先発では引き出しの少なさで粘られ四球からの失点が目立ち、その先発で全く結果を残せておらず、中継ぎ転向後もずるずると打ち込まれ調子を落としています。

 2年目の内容で大きく評価を落としているものの、1年目の中継ぎとしての安定感を見込み中継ぎ候補としての獲得。将来的なリリーフ候補としての獲得なります。

 

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 【なぜこのような指名となったのか】

 育成10名獲得という情報をもとに作成した今回の指名予想となっています。とにかく足りないのは投手であるため高卒大卒を問わず投手をメインに指名しています。二軍・三軍においても投手の頭数が足りておらず、先発調整させたい選手も中継ぎで起用せざるを得ない状態であり、特に大卒・独立リーグ選手は中継ぎでの起用を見込んだ選手になっています。
 野手は高卒を中心に指名。捕手は一軍捕手は安定している一方で二軍は山瀬・田中選手以外の育成捕手がいまいち結果を残せていません。育成は過去に大卒を3名獲得したものの3名とも微妙なため、そこを改めて高卒を指名すると見込んでの予想となります。田中選手を金銭で楽天へ移籍させたものの、目的は支配下枠を空けることと飼い殺しの防止。そのため大卒・独立リーグの22歳以上の捕手を複数指名すれば出場機会が制限され、岸田・山瀬選手の出場機会を奪ってしまうため、体づくりメインの高卒1、そして戦力外する育成捕手一人と入れ替えで大卒・独立リーグ捕手を1名と予想しています。
   内野手は現在二軍内野手は増田陸・菊田・湯浅・ウレーニャ、そして一軍漏れの内野手。三軍も今年内野手転向した山上選手や比嘉・平間・黒田・折下選手がいます。ここから一人戦力外が出て、さらに眼底骨折で視力低下の心配がある黒田選手を考慮しても獲得は1名と予想しました。
 ただ外野手はテコ入れが必要と首脳陣は考えているため、支配下でも指名すると考え育成でも1名は獲ると予想しています。