読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2020年第3回(最終回)読売ジャイアンツドラフト指名予想【1位~3位】

 

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独自・合同練習会も終わり、ある程度進路が出てきたことから第2回の指名予想に行きたいと思います。 

では指名ルールについては以下の通りとなります。

支配下指名6名。育成指名は10名を予想

②1位については1位・はずれ1位を予想

⓷各順位2名ずつ指名候補を予想

④Aクラスを想定しての指名順位を前提とする

⑤プロ志望を提出した選手のみ対象

 

 

 

 

【1位指名候補①】近畿大  佐藤 輝明選手 大卒左内野手


2019.3.7 近畿大学 佐藤輝明君 【阪神タイガース戦でヒットx2】

 187センチ94キロの糸井2世と評される左の身体能力型内野手。1位指名候補として報知も挙げており、まだ打撃に粗さはあるものの、編成は最高評価としています。当たった時のパワーは高く評価されており、通算13号も記録。。基本はサードとして起用されていますが、外野手としても起用されており、巨人も外野手として見込んでいます。

 

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【1位指名候補②】中央大 牧 秀悟選手 大卒右内野手


【特大HR】牧秀悟 (中央大) 低めの球をレフト席中段へホームラン 2020/10/6 ドラフト上位候補が今季1号でアピール

 打撃技術は今季トップクラスの右打ち内野手。前回は左打ちでコンバート前提の上武大・古川選手を候補としていましたが、パーラ選手の獲得目的がスラッガーでなく坂本・岡本・丸選手を帰せる率を残せるバッターが欲しかったこと。膝の調子で離脱が多く来季契約は厳しい状態となっていますが、狙い自体は悪くなく前半の躍進に貢献しました。

 

 一方で助っ人外人が担う長打面が不足。坂本・岡本・丸選手が不振になると長打のある大城選手への依存が大きくなり、投手の相性を問わず大城選手スタメンの割合が増え、結果負担が大きくなり打撃成績の低下につながっています。そこでパーラ選手の役目を打撃技術が高く三振の少ない牧選手が担い、助っ人外国人は本来の長打を担う形をとるための獲得なります。

 

 

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【はずれ1位指名候補①】慶大 木澤 尚文選手 大卒右腕投手


【151キロ連発】慶應大 木澤尚文(3年)最速151キロのストレートとキレ抜群の変化球で次々に三振を奪う 2019/11/19 神宮大会 城西国際大戦

 最速155キロのストレートにスライダー、カーブ、カットボールが武器の右腕投手。3年まではコントロールが安定せず、ストライクとボールがはっきりした球が多かったものの、4年生になってから安定性が増して1位候補の一人としても評価されてきています。

 はずれ一位では即戦力投手と語っているため、候補の中で成績の安定している木澤選手を対象としました。現状では競合するほどではないため、はずれでは残るだろうと予想しています。

 

【はずれ1位指名候補②】トヨタ自動車 栗林 良吏選手 社会人右腕投手


2020/09/16 トヨタ自動車・栗林良吏投手、奪三振集

 

 前回まで地元枠で中日の1位指名の可能性が高かったことからはずれでは残らないと想定していましたが、中京大中京・高橋選手が進学から一転、プロ志望を出したことで高橋選手を1位指名の可能性が高くなっています。編成会議でも高橋選手1位指名を推す声が多く、結果栗林選手が残る可能性が出てきました。 

中日が26日のドラフト会議で中京大中京高の超高校級右腕、高橋宏斗投手(3年)を1位指名することが確実な情勢となった。13日に名古屋市内の球団事務所で与田剛監督も参加してスカウト会議を実施。「高橋1位」を推す声が大勢を占め、方針が固まったようだ。

中日ドラフト1位は中京大中京・高橋が確実 最速154キロ右腕 根尾、石川昂に続き…3年連続で地元の高校逸材指名へ(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

 はずれ1位で即戦力投手を指名する方針であることから栗林選手をはずれ1位に指名候補としています。

 

【2位指名候補②】NTT西日本 大江克哉選手 社会人右腕投手


20年アマ野球有力選手 NTT西日本・大江克哉【⑨スポニチ潜入】

 最速151キロの先発右腕。カーブ・チェンジアップを覚えたことで先発として花開き、今年の即戦力先発候補の一人として名前が挙がっています。

 今年の巨人は先発ローテの補強は最優先課題であり、巨人スカウトはこの大江選手を即戦力として非常に高く評価しています。このため指名候補として挙がっている可能性が高くなっています。

 

【2位指名候補②】明治大 入江 大生選手 大卒右腕投手


<2020年ドラフト候補>明治大学 入江 大生 投手(作新学院)【3年】:東京六大学野球2019春季リーグ戦

 最速150キロ、森下・伊勢選手卒業後に先発1番手として起用されている右腕投手。完封こそ記録したものの、リーグ序盤では安定性に欠けたとこも見せ、まだ圧巻といえるほどの成績は残せていません。しかし秋になってから大きな成長を遂げており、多くのスカウトもその伸びしろを評価しています。

 

 高校時代は野手メインであまり肩を消費していない点も上位指名が故障続きの巨人にとって重視する点であろうと指名候補としました。先発としては即戦力ではありませんが、3年リーグ時の中継ぎ起用されていた成績も鑑みて、リリーフ候補としても見込んでいます。

 

【3位指名候補①】 天理大学 森浦 大輔選手 大卒左腕投手


2019/6/23 森浦大輔 (天理大学) 3年生 サウスポー 大学日本代表選考合宿

 最速148キロ、伸びのあるストレートとチェンジアップが武器の左腕投手。リーグでは圧巻の成績を残しており、4年秋では4試合に先発で自責点2で防御率0点台を記録しています。巨人スカウトも実践的な投球ができていると評価されており、即戦力先発として期待しての獲得となります。ただリーグ成績が参考程度のリーグとなるため、獲得順位は3~4位と想定しています。

 

 

【3位指名候補②】JX-ENEOS 藤井 聖選手 社会人左腕投手


2019/09/24 JX-ENEOS・藤井 聖投手

 最速150キロを誇る左腕投手。大学時は怪我に悩まされ満足な結果を残せなかったものの、社会人では一気に注目左腕にまで上り詰めました。しかし左肘の違和感で離脱しており、復帰こそしていますがまだ本調子には戻せていません。調子の状態がはっきりとわかる投球内容でまだ安定性に欠けますが、ポテンシャルの高さは評価されています。あとは変化球の精度アップが鍵となります。

 

  次は4~6位となります。

 

 

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